水滴の自叙伝 コミューン、寿町、沖縄を生きて

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野本三吉 著/現代書館/四六判 上製/ 520ページ   小学校教員を退職後、1960~70年代に山岸会など日本の共同体をめぐり、横浜寿町の生活相談員、児童相談所の相談員を経験し、横浜市立大学教授を経て沖縄大学学長を務めた著者の自叙伝。 山岸会北海道試験場、森信三「実践人の会」、山尾三省、 […]

鉛の魂 ジョーカーから奈良の暗殺者へ――怨みが義になる

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平井玄 著/現代書館/四六判 並製 /240ページ   自らのがんサバイバーとして、身体の変容と延命を媒介に資本主義の延命を見つめる中で、さらに市井の人々たちが持つ、人として残るものとして「義」を問う。「義」の不全と渇望、その暴走としての2021年京王線での「ジョーカー」刺傷事件から、20 […]

<増補百年版>関東大震災朝鮮人虐殺の記録 東京地区別1100の証言

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西崎雅夫 編著/現代書館/A5判型 並製/528ページ 加害の歴史を直視し、誰も殺さない、 殺させない社会を生きていくために 100 年目を悼む 1923年9月1日。東京にて。 午前11時 58 分、関東地方に大地震が発生。 同日、15 時過ぎ―「朝鮮人が火をつけている」 とのデマとともに虐殺がはじ […]

共同体研究記 vol.1

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川崎光克/A5/72ページ   特集:オーロヴィル 2023年3月から5月までの50日間に渡って、「共同体の研究」をテーマにインドを旅した著者が、旅の先々で出会った、支え合いながら生きる人々の姿から考えたことを絵と文章にしてまとめた本です。特に、インドの国際都市であるオーロヴィルという街で […]

NEON BOOK CLUB Zine N.1

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NEON BOOK CLUB/A5判/112ページ   2022年から東京で、フェミニズム、クィア文学、SF、美術などに関する本を読む集まりを定期的に開催しているNEON BOOK CLUBによる初の出版物。ブッククラブのコミュニティが作る作品群を概観するようなコレクションで、日英対訳を基 […]

兵役拒否の問い 韓国における反戦平和運動の経験と思索

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イ・ヨンソク(著/文) 森田和樹(翻訳)/以文社/四六判 並製/264ページ   韓国における兵役拒否者であり平和活動家でもあるイ・ヨンソクが、自身の兵役拒否体験をもとにその意義や平和運動のあり方、そして平和運動が直面してきた諸問題を考察し、代替服務制度を勝ち取るまで──そしてその後の葛藤 […]

蜂起 詩と金融における

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フランコ・“ビフォ”・ベラルディ(著) 杉田敦(訳)/水声社/四六判上製/216頁   破産せよ!! 脱インデックス化によって20世紀の詩的探求が成し遂げた抽象化は、金融における貨幣の脱物質化を予言していた―― 言語の過剰としての詩によって感覚的身体と社会的連帯を再活性化し、金融資本主義の […]

それは丘の上から始まった 1923年横浜の朝鮮人・中国人虐殺

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後藤 周(著) 加藤 直樹(編集)/ころから/A5変型判/256ページ   1923年、関東大震災直後の横浜は朝鮮人暴動などの流言が発生し、虐殺が行われた発火点だったーー。 市街のほとんどを焼失した市民は、「平楽の丘」と呼ばれる南部丘陵地へと逃れた。そこでは、震災当夜から「朝鮮人が暴動を起 […]

結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー

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井上彼方・紅坂紫 編/『結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー』編集部/B6版/120ページ   アジア・アフリカ・北米・カリブ海・ヨーロッパ、世界の5つの地域から集めた選りすぐりのクィア短編小説を収録したSFアンソロジー! アセクシュアルでデミロマンティックの狼男の物語、自らが同性 […]

福音と世界 2023年10月号

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新教出版社/A5判/80頁   特集 飢餓と食物 大地に息づくいのちのように…..エップ・レイモンド&荒谷明子 飢餓に備える──生命ボリュームの視点から……飯尾裕光 古代イスラエルの存続と「飢饉・飢餓」……金井美彦 クリスチャンは自ら食べ物を作る者となれるか……植木献 なにを食べ、だれと共 […]

アナキズム文献センター通信 no.66

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アナキズム文献センター/A5/16ページ   墓前祭などの開催もあるため、少し早めの発行です。掲載するものが色々とあり、16ページというこれまでにない増頁になっています。今号も大杉栄・伊藤野枝・橘宗一虐殺百周年記念号②と題して、巻頭は黒澤和子さんの「保存すること、保存しつづけること」で宗一 […]