流されながら抵抗する社会運動 鶴見俊輔『日常的思想の可能性』を読み直す Posted on 2024年3月27日2024年3月27日 by ira_k 松井隆志著/現代書館/四六判/216ページ 戦後日本思想界において間違いなく大きな存在である鶴見俊輔は、アメリカのプラグマティズムを日本に紹介した哲学家、また多岐にわたる領域への言及を重ねた評論家、さらには大衆文化への幅広い目配りをした著作なども数多く、なかなかとらえがたい巨大な存在と […]
だめ連の資本主義よりたのしく生きる Posted on 2024年1月18日2024年4月3日 by ira_k 神長恒一+ペペ長谷川 著/現代書館/四六判/472ページ 行きすぎた資本主義と競争社会。 格差、貧困、生きづらさ、うつ、孤独……地球温暖化。 このどんづまった世の中で、資本主義よりたのしい社会を 夢見て生きていくアナーキーな実践の書。 働かない、笑う、踊る、闘う、 寝そべる、集う、語り […]
われらはすでに共にある 反トランス差別ブックレット Posted on 2023年9月30日2024年3月22日 by ira_k 反トランス差別ブックレット編集部(青本柚紀、高島鈴、水上文)編/現代書館/A5判 並製/96ページ 2022年11月に刊行された反トランス差別ZINE『われらはすでに共にある』の増補版。ZINEの内容はほとんどそのまま、新たにエッセイを3本、ブックガイドを4本追加。日に日に苛烈さを増す […]
水滴の自叙伝 コミューン、寿町、沖縄を生きて Posted on 2023年9月30日2023年9月30日 by ira_k 野本三吉 著/現代書館/四六判 上製/ 520ページ 小学校教員を退職後、1960~70年代に山岸会など日本の共同体をめぐり、横浜寿町の生活相談員、児童相談所の相談員を経験し、横浜市立大学教授を経て沖縄大学学長を務めた著者の自叙伝。 山岸会北海道試験場、森信三「実践人の会」、山尾三省、 […]
鉛の魂 ジョーカーから奈良の暗殺者へ――怨みが義になる Posted on 2023年9月30日2023年9月30日 by ira_k 平井玄 著/現代書館/四六判 並製 /240ページ 自らのがんサバイバーとして、身体の変容と延命を媒介に資本主義の延命を見つめる中で、さらに市井の人々たちが持つ、人として残るものとして「義」を問う。「義」の不全と渇望、その暴走としての2021年京王線での「ジョーカー」刺傷事件から、20 […]
<増補百年版>関東大震災朝鮮人虐殺の記録 東京地区別1100の証言 Posted on 2023年9月30日2023年12月19日 by ira_k 西崎雅夫 編著/現代書館/A5判型 並製/528ページ 加害の歴史を直視し、誰も殺さない、 殺させない社会を生きていくために 100 年目を悼む 1923年9月1日。東京にて。 午前11時 58 分、関東地方に大地震が発生。 同日、15 時過ぎ―「朝鮮人が火をつけている」 とのデマとともに虐殺がはじ […]
シモーヌ Vol.1 Posted on 2019年12月26日 by ira_k シモーヌ編集部 編/現代書館/A5判/132ページ 「女である」とは、どういうこと? 想像しよう。 姉たちが「女である」ことをどう受けとめ、その扱われかたにどう抗ってきたか。 考えよう。 どんな性であっても、どんな立場であっても、どんな世代であっても、そこに弱者がつくられないように何が […]
夢みる名古屋 ユートピア空間の形成史 Posted on 2019年6月18日2019年6月18日 by ira_k 矢部史郎 著/現代書館/四六判/224ページ 名古屋とは何か? 茫漠として捉えようのない工業都市の姿をえぐる都市論。 名古屋の街は、いかにして形成されたのだろうか。尾張藩の城下町から戦前、軍需産業の一大拠点として成長し、戦後には右派労働運動=民社党の拠点となる。管理教育の本場としても名 […]