四つの未来──〈ポスト資本主義〉を展望するための四類型

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ピーター・フレイズ(著) 酒井隆史(訳)/以文社/四六版 並製/272ページ   2010年代からはじまった「新世代」による世界的な知的・実践的ムーヴメントを牽引した『ジャコバン』誌の立ち上げメンバーであり編集委員のピーター・フレイズが放つ、「資本主義以後」の世界へ向けた四つの展望。 本書 […]

兵役拒否の問い 韓国における反戦平和運動の経験と思索

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イ・ヨンソク(著/文) 森田和樹(翻訳)/以文社/四六判 並製/264ページ   韓国における兵役拒否者であり平和活動家でもあるイ・ヨンソクが、自身の兵役拒否体験をもとにその意義や平和運動のあり方、そして平和運動が直面してきた諸問題を考察し、代替服務制度を勝ち取るまで──そしてその後の葛藤 […]

伴侶種宣言──犬と人の「重要な他者性」

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ダナ・ハラウェイ(著) 永野 文香(訳)/以文社/四六判 上製/184ページ   種族も性も、生命/非生命も越えて寄り添う伴侶種たちの新しい理論とは。現代思想・科学論・フェミニズムの第一人者が到達した究極の他者論。ペットでも家族でもない犬との新しい関係を出発点に最先端を凝縮したマニフェスト […]

パストゥールあるいは微生物の戦争と平和、ならびに「非還元」

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ブリュノ・ラトゥール著、荒金直人訳/以文社/A5判 上製カバー装/528頁   還元主義の酔いから覚めて――。 2022年に逝去した科学人類学の巨星、未だ汲み尽くせぬその思想の根本である名著、ついに邦訳。 1984年に刊行された本書は、生涯、ラトゥール自身がその着想の源泉としたルイ・パスト […]

HAPAX II-1 脱構成

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HAPAX編/以文社/A5変型判 並製/224ページ   新たな生と政治のための理論誌「HAPAX」が以文社から再スタート。近代を、そして社会を成立させてきた原理である「構成」に根底から否を突きつける「脱構成」とは何か? 世界的反乱の趨勢を掴みだすジョセップ・ラファネル・イ・オッラの初紹介 […]

負債と信用の人類学 人間経済の現在

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佐久間 寛 編/以文社/A5判 上製カバー装/396頁   2020年に急逝した文化人類学者デヴィッド・グレーバー。その思考の意義は、未だ汲み尽くされぬ魅力と価値に溢れている。日本でも『価値論』『負債論』『官僚制のユートピア』『アナーキスト人類学のための断章』(以文社)、『ブルシット・ジョ […]

〈消費者〉の誕生──近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義

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林 凌/以文社/四六判 上製カバー装/504頁   日本の消費者主権論の展開、あるいは反–マルクス主義思想の実践史 かつて、〈消費者〉による社会の変革を夢見た人びとがいた。急進的労働運動のオルタナティブの形成を目的として、日本における婦人運動の限界を打ち破ることを目的として、あるいは利己と […]

なぞること、切り裂くこと──虚構のジェンダー

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小平 麻衣子/以文社/四六判   〈書きかえ〉の日本近代文学史 何かを書きつけたい切望、そしてその周囲に生じるさまざな権力関係(=書きかえ)。 近代になって書くことを与えられた女性たち。そのテクストに現れる「複雑性=書きかえ」は何を物語っているのか。文学作品のみならず、書簡、同人誌、雑誌投 […]

価値論 人類学からの総合的視座の構築

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デヴィッド・グレーバー  (著) 藤倉達郎 (翻訳)/以文社/A5判 上製/592ページ   『負債論』や『ブルシット・ジョブ』そして遺作となった『万物の黎明(The dawn of everything)』(D・ウェングロウとの共著)などの著作で、つねに世の「常識」とされるものの根幹にあ […]

大いなる錯乱 気候変動と〈思考しえぬもの〉

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アミタヴ・ゴーシュ著 三原芳秋訳 井沼香保里訳/以文社/四六判並製/344ページ   インド出身の世界的な作家アミタヴ・ゴーシュが、シカゴ大学で行った地球温暖化・気候変動に関する講演に基づく、「物語」「歴史」「政治」の三部からなるエッセイ集。巻末には日本語翻訳版独自に、訳者による特別インタ […]

新しいエコロジーとアート 「まごつき期」としての人新世

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長谷川祐子編/以文社/A5判 並製/336ページ   本書は、「人新世」「資本新世」とよばれる新しい環境下で生じてきた自然、 政治、社会、情報、精神面での変化に対する現代美術の応答と変容、そして、これらを伝えるキュラトリアル実践に関して、キュレーター、哲学者、人類学者らによる領域横断的なア […]

歴史のなかの朝鮮籍

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鄭栄桓著/以文社/四六判/500ページ   国籍か、それとも出身地か──。 1947年5月2日、日本の外国人法制に登場し、今日に至るまで存続している「朝鮮籍」。植民地支配からの解放後も日本で暮らし続けた朝鮮人たちに与えられたこの奇妙な「国籍」の歴史を、日韓の外交文書、法務省や地方自治体の行 […]

ドゥルーズと革命の思想

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鹿野祐嗣(編著) 廣瀬純 堀千晶 山﨑雅広(著) /以文社/四六判/424ページ   ジル・ドゥルーズの思想は「革命」と本質的に結びついている。 ドゥルーズ自身の著書『差異と反復』『意味の論理学』から、フェリックス・ガタリとの共著『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』、そして晩年における […]

今日のアニミズム

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奥野克巳・清水高志 著/以文社/四六判/352ページ   人類学者・岩田慶治の仕事、テトラレンマをはじめとする仏教の思想と論理、そして現代において注目を集めるモノと人のネットワークを含む新たな存在論の議論から、「アニミズム」の今日性を問う文化人類学と哲学の対話。   目次 まえが […]

マンガ版マルチスピーシーズ人類学

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奥野克巳・シンジルト編 MOSA (マンガ)/以文社/A5判/344ページ   文化人類学×マンガ、マルチスピシーズ民族誌×マンガ!! これまでの人間中心主義的な記述を廃し、人間以外の「多種」との交流を描くマルチスピーシーズ民族誌。本書は、文化人類学における代表的な営みである「民族誌」の可 […]

モア・ザン・ヒューマン マルチスピーシーズ人類学と環境人文学

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奥野克 近藤祉秋 ナターシャ・ファイン 編/以文社 /A5判 並製/320ページ   地球規模での環境変動、資本主義の見えない未来、科学技術の革新が問いかける人間性の変容ーー「人新世」時代の今日、人類を含めた多種の絡まり合いの現実を看過することはできない。 多種間の関係を記述してきたマルチ […]

人間になるということ キルケゴールから現代へ

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須藤孝也著/以文社/四六判/296ページ   西洋には伝統的に「人間になる」というテーマがあった。だが前世紀にはそれを否定して「人間の終焉」が言われるようになった。しかし私たちはほんとうに「人間になる」ということを放棄してしまってよいのだろうか。 人間不在の市場原理に基づく「新自由主義」が […]

問題=物質となる身体── 「セックス」の言説的境界について

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ジュディス・バトラー著 佐藤嘉幸 監訳、竹村和子・越智博美 訳/以文社/A5判 上製カバー装/448頁   問題なのは身体だ。 『ジェンダー・トラブル』によって明らかにされた権力と言説によるジェンダー形成の過程。ジェンダー/クィアに関する理論書である同書は、フェミニズムやジェンダー、クィア […]

惑星都市理論

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平田周・仙波希望 編/以文社/A5 上製カバー装/456頁   21世紀の都市研究のために── コロナウイルス感染症の世界的な流行で、人々の移動が大幅に制限されるなかにおいても、まるで何も起きていないかのように駆動し続ける「世界経済」。それはすでに「惑星都市」が存在していることの証でもある […]

改革か革命か 人間・経済・システムをめぐる対話

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トーマス・セドラチェク✕デヴィッド・グレーバー著 三崎和志、新井田智幸 訳/以文社/四六判/216頁   異端の経済学者vs『負債論』の人類学者!! NHK「欲望の資本主義」シリーズに出演、日本でも話題となった異端の経済学者トーマス・セドラチェク。世界的ベストセラー『負債論』『ブルシット・ […]