このようなやり方で300年の人生を生きていく[新版]

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小川てつオ/キョートット出版/四六判/240ページ   あたいは、船にのっている。でっかい船だ。 19歳、似顔絵の看板背負って沖縄へ―― おばさん、おじさん、おじい、おばあ、に怒られ、ほめられ、愛される。 そこには、人生の出発点の輝きがある。 10年後再訪し、人々の生と死に触れ、人生の深み […]

パストゥールあるいは微生物の戦争と平和、ならびに「非還元」

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ブリュノ・ラトゥール著、荒金直人訳/以文社/A5判 上製カバー装/528頁   還元主義の酔いから覚めて――。 2022年に逝去した科学人類学の巨星、未だ汲み尽くせぬその思想の根本である名著、ついに邦訳。 1984年に刊行された本書は、生涯、ラトゥール自身がその着想の源泉としたルイ・パスト […]

アンダイング 病を生きる女たちと生きのびられなかった女たちに捧ぐ抵抗の詩学

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アン・ボイヤー著、西山敦子訳/里山社/並製四六判/288ページ   病気は決して中立的なものではない。 治療はイデオロギーと無縁ではありえない。 死が政治性を免れることもない。 「死んだ女性たちからなる反乱軍をこの世に生き返らせたかった。」 シングルマザーであり、大学で教えながら詩人として […]

「ものづくり」のジェンダー格差 フェミナイズされた手仕事の言説をめぐって

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山崎 明子/人文書院/四六判 上製/286ページ   手仕事をめぐる言説に隠されたジェンダー構造を明らかにする画期的研究 人々の関心を集めながらも、社会の傍流へ追いやられる手仕事がある。そんな「やりがいのあるものづくり」が奨励されるとき、その言説にはジェンダーの問題が潜んでいるのではないか […]

芸術のわるさ コピー、パロディ、キッチュ、悪

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成相肇/かたばみ書房/A5判 並製/400ページ   転換期にはいつも、持たざる者の技術があらわれる―― 雑誌、マンガ、広告、テレビなど1970年代前後の複製文化を読みとき、 機知と抵抗の技術として今に甦らせる。 〈わるさ〉が語る、もうひとつの戦後日本文化史。 パロディ裁判、岡本太郎への疑 […]

負債と信用の人類学 人間経済の現在

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佐久間 寛 編/以文社/A5判 上製カバー装/396頁   2020年に急逝した文化人類学者デヴィッド・グレーバー。その思考の意義は、未だ汲み尽くされぬ魅力と価値に溢れている。日本でも『価値論』『負債論』『官僚制のユートピア』『アナーキスト人類学のための断章』(以文社)、『ブルシット・ジョ […]

未来からきたフェミニスト 北村兼子と山川菊栄

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花束書房/A5判 並製/336ページ   変わりながらあゆむために。 日本の女性で初めて法律の世界に飛び込み、世界を舞台にジャーナリストとして短い生涯を駆けた北村兼子。同じく、世界の潮流をとらえながら社会を分析し、平等をもとめ続けた山川菊栄。現代のフェミニストたちが、ふたりをめぐるエッセイ […]

〈消費者〉の誕生──近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義

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林 凌/以文社/四六判 上製カバー装/504頁   日本の消費者主権論の展開、あるいは反–マルクス主義思想の実践史 かつて、〈消費者〉による社会の変革を夢見た人びとがいた。急進的労働運動のオルタナティブの形成を目的として、日本における婦人運動の限界を打ち破ることを目的として、あるいは利己と […]

私のアルバイト放浪記

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鶴崎いづみ/観察と編集/A5判/192頁   「私にとってアルバイトは、ふだん垣間見ることのない社会のいろんな側面を見学する、フィールドワークのような意味をもっていた。」 美大卒業後、創作活動の傍らおよそ15年もの間、いくつものアルバイトを転々とすること15種以上。ときにエプロンをまとい富 […]

糸井貫二木版画集

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ダダカン連(三上満良、細谷修平、中西レモン、関本欣哉)編/一般社団法人 戦後芸術資料保存/B4/99ページ   1960年代にパフォーマンス活動を展開した“ダダカン”こと糸井貫二は、パフォーマンス活動を始める直前の50年代中頃から、糸井の仙台‐大森(東京) ‐中津(大分)にわたる生活の中で […]

未来の男性へ─IWAKAN書簡集

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IWAKAN編集部/Creative Studio REING/138ページ   編集部に寄せられた読者アンケートから見えてきた「男性性」のイメージは、ネガティブで絶望的なものが多く見受けられました。そこで、IWAKANにゆかりの深いアクティビスト、ジャーナリスト、クリエイター、学者らに呼 […]

DOG EAT DOG

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Sal Hernandez/Tang Deng Co., Ltd./14.8 × 20.0 cm/200 pages ⁡ ⁡ Salvador “SAL” Hernandezはカリフォルニア州ロサンゼルス在住の写真家。フィルムカメラを片手に、さまざまなパンクバンドのライブフォトや、ロサンゼルスのスト […]

なぞること、切り裂くこと──虚構のジェンダー

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小平 麻衣子/以文社/四六判   〈書きかえ〉の日本近代文学史 何かを書きつけたい切望、そしてその周囲に生じるさまざな権力関係(=書きかえ)。 近代になって書くことを与えられた女性たち。そのテクストに現れる「複雑性=書きかえ」は何を物語っているのか。文学作品のみならず、書簡、同人誌、雑誌投 […]

女の子たちと公的機関 ロシアのフェミニストが目覚めるとき

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ダリア・セレンコ(著/文) クセニヤ・チャルィエワ(イラスト) 高柳聡子(翻訳)/エトセトラブックス/四六判/128ページ   プーチン政権下で「国の道具」にされてきた 非正規雇用の〈女の子〉たちが覚醒する。 ウクライナ侵攻前夜に書かれた、フェミニスト誕生小説 ロシアの作家でフェミニスト、 […]

宇宙こそ帰る場所──新訳サン・ラー伝

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ジョン・F・スウェッド (著) 鈴木孝弥 (訳)/ele-king books/A5判/512ページ   全音楽ファン一家に一冊! 土星生まれの音楽家の全人生を描く 世界で唯一にして決定版、 サン・ラー評伝、待望の新訳!!!! サン・ラーが地球から宇宙に飛び立って30年、 昨今、ますます盛 […]

自転車と女たちの世紀──革命は車輪に乗って

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ハナ・ロス (著) 坂本麻里子 (翻訳)/ele-king books/四六判/480ページ   自転車は女たちの「自由なマシン」── 19世紀、女たちはレンガや卵、腐った野菜などを投げつけられても自転車を漕ぐのを止めなかった。そしてそれが世界を変えた。英『ガーディアン』紙が2021年度の […]

言葉の地層

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太田明日香/夜学舎/四六判/176ページ   『愛と家事』の続編にあたる、英語ができない移民の主婦として暮らした2年間のカナダ暮らしの記録。 移民体験を通じた言葉をめるぐエッセイ集です。 ──人は言葉とともに生きていきます。 その厚みは人生とともに変わりゆきます。 これから私はどんな言葉の […]

アントピア だれもが自由にしあわせを追求できる社会の見取り図

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ウォルター・モズリイ(著) 品川亮(訳)/共和国/四六変型判 上製/272ページ   「ぼくたち全員の人生をよりよいものにするには、どうしたらいいのだろう?」――仕事、税金、収入、住居をはじめとする政治・経済から暮らしまで、社会主義と資本主義のハイブリッドを提起する画期的な20章。 『ブル […]