「クリスマスツリー爆弾事件」を知っていますか? 今から50年以上前の1971年12月24日、まさにクリスマスイブの夜、新宿・追分交番(伊勢丹向かいにある交番)に爆弾が仕掛けられた事件です。
爆発させた“黒ヘルグループのリーダー”鎌田俊彦さんは今なお、無期懲役囚として宮城刑務所に収監されています。
読書家としても知られる彼の読んだ書籍(1990年代より差し入れ、宅下げされたものなど。共犯者であった弟さんのものも含む)を放出する古本市を行います。
獄中において読書とはどういう意味を持つのか?
現在、日本における刑務所の内状はあまり周知されているとはいえません。
そこで、この問いを元に、獄中を考える機会を持ちたいと思いました。
獄中からやってきた書籍を実際に手にし、今、獄の中を、そこにいる人のことを考えたいと思います。
開期中の2日間はトークも行います。ぜひ会場に足をお運びください。
※この古本市は8月に行った【BOOKS FROM PRISON】+TALK【KAMATA&Black helmet group】の第二弾です。
※古本に値段はつけておりませんが、売上は鎌田さんの今後の書籍購入費用に充てます。
※ブックフェアの売上は2日間で46,223円となりました。
これは全額、鎌田さんに送金いたします。皆さんどうもありがとうございました!
(2022年12月29日『そうぼう』編集部)
BOOK FAIR 2022年12月24日(土)、25日(日) 13〜18時 TALK
24日(土) 18時〜「日本の刑務所の現在、そして無期囚について」
トーク:しおたゆうこ(監獄人権センター)
25日(日) 18時〜「日本、それ以外の現在地から“アボリション運動”を考える」
交流トーク:アメリカでの取組み(ナカタ)/インドネシアの獄中アナキスト文筆家との連帯を始めて(アボリショニスト・コレクティブ)/北米での映画『狼をさがして』上映活動を通して(今政)/一受刑者のサポートを続ける中で(わた)
場所 IRREGULAR RHYTHM ASYLUM(東京都新宿区新宿1-30-12-302/電話:03-3352-6916)
入場料 無料
主催 『そうぼう』編集部
共催 IRREGULAR RHYTHM ASYLUM