福音と世界 2023年9月号

4564

新教出版社/A5判/80頁   特集 反日 その思想・行動・倫理 生真面目な反日──東アジア反日武装戦線…..早助よう子 追悼・徳永五郎さん──「反日」の倫理 その思想と行動を振り返りつつ……松井悠子 ユウラシヤのオオカミ──世界認識と〈反日〉の現在……友常勉 反日の条件をめぐって、沖縄で […]

伴侶種宣言──犬と人の「重要な他者性」

4563

ダナ・ハラウェイ(著) 永野 文香(訳)/以文社/四六判 上製/184ページ   種族も性も、生命/非生命も越えて寄り添う伴侶種たちの新しい理論とは。現代思想・科学論・フェミニズムの第一人者が到達した究極の他者論。ペットでも家族でもない犬との新しい関係を出発点に最先端を凝縮したマニフェスト […]

新空位時代の政治哲学 クロニクル 2015-2023

4562

廣瀬純著/共和国/菊変型判 並製/368ページ   いま、世界で何が起こっているのか? 新たな蜂起へといざなう8年の記録。 新自由主義の台頭、進行する差別と階級格差、さらなる帝国主義戦争の開始……。もはや後戻り不可能なまでに変貌する世界史的動向を、状況分析やインタビューなどの方法を駆使して […]

明日少女隊作品集 We can do it!

4561

明日少女隊/アートダイバー/B5変形 並製/156ページ   世界中に散らばる約50名の隊員で構成され、ピンクのマスクがトレードマークの匿名アーティスト集団「明日少女隊」。本書は、フェミニズムの旗を掲げ結成した2015年から、2023年の最新作までを収録した初の作品集です。フェミニズムに関 […]

このようなやり方で300年の人生を生きていく[新版]

4560

小川てつオ/キョートット出版/四六判/240ページ   あたいは、船にのっている。でっかい船だ。 19歳、似顔絵の看板背負って沖縄へ―― おばさん、おじさん、おじい、おばあ、に怒られ、ほめられ、愛される。 そこには、人生の出発点の輝きがある。 10年後再訪し、人々の生と死に触れ、人生の深み […]

福音と世界 2023年8月号

4556

新教出版社/A5判/80頁   特集 戦争の時代に平和を問う 積極的な平和創出の聖書的根拠…..浅野淳博 足元から始める平和──J・H・ヨーダーとS・ハワーワスの神学……徳田信 一五年戦争期のバプテスト教会の苦悩と葛藤から平和を問う……山中弘次 戦争への「反対」と「協力」のあいだ──日本軍 […]

パストゥールあるいは微生物の戦争と平和、ならびに「非還元」

4555

ブリュノ・ラトゥール著、荒金直人訳/以文社/A5判 上製カバー装/528頁   還元主義の酔いから覚めて――。 2022年に逝去した科学人類学の巨星、未だ汲み尽くせぬその思想の根本である名著、ついに邦訳。 1984年に刊行された本書は、生涯、ラトゥール自身がその着想の源泉としたルイ・パスト […]

アナキズム文献センター通信 no.65

4542

アナキズム文献センター/A5/8ページ   今号「大杉栄・伊藤野枝・橘宗一虐殺百周年記念号①」と題して、巻頭は川口秀彦さんによる「大杉たちの追悼集会のこと」。歴代の大杉栄・伊藤野枝追悼集会について当事者ならではの内容です。また、前号に引き続き『社会運動史研究』編者との座談会「社会運動アーカ […]

アンダイング 病を生きる女たちと生きのびられなかった女たちに捧ぐ抵抗の詩学

4541

アン・ボイヤー著、西山敦子訳/里山社/並製四六判/288ページ   病気は決して中立的なものではない。 治療はイデオロギーと無縁ではありえない。 死が政治性を免れることもない。 「死んだ女性たちからなる反乱軍をこの世に生き返らせたかった。」 シングルマザーであり、大学で教えながら詩人として […]

HAPAX II-1 脱構成

4540

HAPAX編/以文社/A5変型判 並製/224ページ   新たな生と政治のための理論誌「HAPAX」が以文社から再スタート。近代を、そして社会を成立させてきた原理である「構成」に根底から否を突きつける「脱構成」とは何か? 世界的反乱の趨勢を掴みだすジョセップ・ラファネル・イ・オッラの初紹介 […]

「ものづくり」のジェンダー格差 フェミナイズされた手仕事の言説をめぐって

4539

山崎 明子/人文書院/四六判 上製/286ページ   手仕事をめぐる言説に隠されたジェンダー構造を明らかにする画期的研究 人々の関心を集めながらも、社会の傍流へ追いやられる手仕事がある。そんな「やりがいのあるものづくり」が奨励されるとき、その言説にはジェンダーの問題が潜んでいるのではないか […]

芸術のわるさ コピー、パロディ、キッチュ、悪

4537

成相肇/かたばみ書房/A5判 並製/400ページ   転換期にはいつも、持たざる者の技術があらわれる―― 雑誌、マンガ、広告、テレビなど1970年代前後の複製文化を読みとき、 機知と抵抗の技術として今に甦らせる。 〈わるさ〉が語る、もうひとつの戦後日本文化史。 パロディ裁判、岡本太郎への疑 […]

福音と世界 2023年7月号

4531

新教出版社/A5判/80頁   特集 破局と希望 日本社会の危機と終末論…..光延一郎 危機を生き延びる「ことば」を求めて……左近豊 エーリッヒ・フロムにおける生命と希望の思想──希望なき時代を生きるために……出口剛司 終末のアクチュアリティ──「やがて来る」から「もう来ている」へ……堀江 […]

負債と信用の人類学 人間経済の現在

4524

佐久間 寛 編/以文社/A5判 上製カバー装/396頁   2020年に急逝した文化人類学者デヴィッド・グレーバー。その思考の意義は、未だ汲み尽くされぬ魅力と価値に溢れている。日本でも『価値論』『負債論』『官僚制のユートピア』『アナーキスト人類学のための断章』(以文社)、『ブルシット・ジョ […]

未来からきたフェミニスト 北村兼子と山川菊栄

4521

花束書房/A5判 並製/336ページ   変わりながらあゆむために。 日本の女性で初めて法律の世界に飛び込み、世界を舞台にジャーナリストとして短い生涯を駆けた北村兼子。同じく、世界の潮流をとらえながら社会を分析し、平等をもとめ続けた山川菊栄。現代のフェミニストたちが、ふたりをめぐるエッセイ […]