HAPAX II-1 脱構成

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HAPAX編/以文社/A5変型判 並製/224ページ   新たな生と政治のための理論誌「HAPAX」が以文社から再スタート。近代を、そして社会を成立させてきた原理である「構成」に根底から否を突きつける「脱構成」とは何か? 世界的反乱の趨勢を掴みだすジョセップ・ラファネル・イ・オッラの初紹介 […]

「ものづくり」のジェンダー格差 フェミナイズされた手仕事の言説をめぐって

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山崎 明子/人文書院/四六判 上製/286ページ   手仕事をめぐる言説に隠されたジェンダー構造を明らかにする画期的研究 人々の関心を集めながらも、社会の傍流へ追いやられる手仕事がある。そんな「やりがいのあるものづくり」が奨励されるとき、その言説にはジェンダーの問題が潜んでいるのではないか […]

芸術のわるさ コピー、パロディ、キッチュ、悪

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成相肇/かたばみ書房/A5判 並製/400ページ   転換期にはいつも、持たざる者の技術があらわれる―― 雑誌、マンガ、広告、テレビなど1970年代前後の複製文化を読みとき、 機知と抵抗の技術として今に甦らせる。 〈わるさ〉が語る、もうひとつの戦後日本文化史。 パロディ裁判、岡本太郎への疑 […]

福音と世界 2023年7月号

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新教出版社/A5判/80頁   特集 破局と希望 日本社会の危機と終末論…..光延一郎 危機を生き延びる「ことば」を求めて……左近豊 エーリッヒ・フロムにおける生命と希望の思想──希望なき時代を生きるために……出口剛司 終末のアクチュアリティ──「やがて来る」から「もう来ている」へ……堀江 […]

負債と信用の人類学 人間経済の現在

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佐久間 寛 編/以文社/A5判 上製カバー装/396頁   2020年に急逝した文化人類学者デヴィッド・グレーバー。その思考の意義は、未だ汲み尽くされぬ魅力と価値に溢れている。日本でも『価値論』『負債論』『官僚制のユートピア』『アナーキスト人類学のための断章』(以文社)、『ブルシット・ジョ […]

未来からきたフェミニスト 北村兼子と山川菊栄

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花束書房/A5判 並製/336ページ   変わりながらあゆむために。 日本の女性で初めて法律の世界に飛び込み、世界を舞台にジャーナリストとして短い生涯を駆けた北村兼子。同じく、世界の潮流をとらえながら社会を分析し、平等をもとめ続けた山川菊栄。現代のフェミニストたちが、ふたりをめぐるエッセイ […]

仕事文脈 vol.22

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仕事文脈編集部編/タバブックス/A5判/122ページ   すべてのゆかいな仕事人のためのリトルマガジン、仕事文脈。今回の特集は「NO!論破!」、「通勤は続く」   特集1:NO!論破! 論破でなにか変わる? 冷笑のあとなにが残る? 都合のいいことしか見たくなくなっている 社会に、 […]

エトセトラ VOL.9

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伊藤春奈責任編集/エトセトラブックス/A5判 並製/144ページ   特集:NO MORE 女人禁制! 「女人禁制」は、もういらない! マイノリティへの差別・排除と深くつながる 「女人禁制」の歴史を探りながら、 国や家父長制が追い出してきたものはなにか、 その底にあるのはなにかを知る特集号 […]

〈消費者〉の誕生──近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義

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林 凌/以文社/四六判 上製カバー装/504頁   日本の消費者主権論の展開、あるいは反–マルクス主義思想の実践史 かつて、〈消費者〉による社会の変革を夢見た人びとがいた。急進的労働運動のオルタナティブの形成を目的として、日本における婦人運動の限界を打ち破ることを目的として、あるいは利己と […]

私のアルバイト放浪記

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鶴崎いづみ/観察と編集/A5判/192頁   「私にとってアルバイトは、ふだん垣間見ることのない社会のいろんな側面を見学する、フィールドワークのような意味をもっていた。」 美大卒業後、創作活動の傍らおよそ15年もの間、いくつものアルバイトを転々とすること15種以上。ときにエプロンをまとい富 […]

福音と世界 2023年6月号

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新教出版社/A5判/80頁   特集 世界教会協議会(WCC)第11 回総会 世界危機の闇に照らすWCC のエキュメニカル宣教のともし火──釜山からカールスルーエへ…..金性済 WCC 第一一回総会に出席して……西之園路子 WCC 第一一回総会──痛みや悲しみ、希望や喜びを共にする人と人と […]

ウィッピング・ガール トランスの女性はなぜ叩かれるのか

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ジュリア・セラーノ(著) 矢部文(訳)/サウザンブックス社/四六判/430ページ   トランスジェンダー・アクティビズムとフェミニズム 両者が共闘するべき理由がある ヨーロッパ近世において王子が受けるべきむち打ちを受ける役の少年のことをウィッピング・ボーイと言った。現代ではスケープゴートの […]

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糸井貫二木版画集

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ダダカン連(三上満良、細谷修平、中西レモン、関本欣哉)編/一般社団法人 戦後芸術資料保存/B4/99ページ   1960年代にパフォーマンス活動を展開した“ダダカン”こと糸井貫二は、パフォーマンス活動を始める直前の50年代中頃から、糸井の仙台‐大森(東京) ‐中津(大分)にわたる生活の中で […]

未来の男性へ─IWAKAN書簡集

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IWAKAN編集部/Creative Studio REING/138ページ   編集部に寄せられた読者アンケートから見えてきた「男性性」のイメージは、ネガティブで絶望的なものが多く見受けられました。そこで、IWAKANにゆかりの深いアクティビスト、ジャーナリスト、クリエイター、学者らに呼 […]

IWAKAN Volume 06|特集 男性制

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Creative Studio REING/A4/98ページ   特集 男性制 今号はジェンダー平等な社会の実現にとって足枷となっている男女二元論や家父長制に基づく「男性らしさ」の存在に意識を向け、固定化されたイメージやプレッシャーから解き放たれるための議論を目指す一冊です。SNSでも話題 […]