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西崎雅夫 編著/現代書館/A5判型 並製/496ページ
1923年9月1日。関東大震災が発生。流言蜚語が飛び交い、多くの朝鮮人が虐殺された―。
本書は、警察や報道から子どもを含む個人まで1100もの証言を収録。特に自伝・日記・郷土資料などから、今までどんな資料集にも収録されてこなかった新資料を多数発掘しています。23 区それぞれに見やすい地図をつけ、実際に虐殺の行われた場所をめぐることもできます。里見弴、金子光晴、寺田寅彦など著名人の証言も多数収録、一種の風俗史・社会史としても貴重です。
東京23区エリアマップ&証言者・人名索引付!
刊行から数年経ち、より多くの人に読んでいただくために、普及版にした。
西崎雅夫(ニシザキ・マサオ)
1959年東京都足立区生まれ。明治大学文学部卒業。大学4年生のとき、「関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を発掘し慰霊する会」(後に「追悼する会」と改称)発足に参加(事務局・文献史料班・発掘準備班に所属)。以後、中学校教諭のかたわら「追悼する会」の活動に従事。1993年、社会教育団体「グループほうせんか」設立に際し代表世話人となる。2008年、荒川放水路土手下の墨田区八広6-31-8に引っ越し追悼碑建立の準備をする。翌年に追悼碑建立。以後、近くの旧四ツ木橋で起きた朝鮮人虐殺事件の現地フィールドワークを主として担当。2010年:「一般社団法人ほうせんか」設立に際し理事となる。