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川﨑智子・鶴崎いづみ 著/土曜社/B6変判
整体指導者・川﨑智子からの呼びかけをもとに始まった二人の対話は、すっかり元気をなくしていた聞き手である鶴崎の目から鱗をボトボト落とし、身も心もグラグラとゆさぶり柔らかく解きほぐして行った。整体の元祖といわれる野口整体の方法をとおして世界の奥行きと元気になるヒントを模索する、三年間の対話の記録。
2017年に「観察と編集」から100部限定で自費出版され、読んでいるだけで効果があるという声が多数よせられた本書に後日談を加えて再編集。整体の入門書としても、どうぞ。
目次
はじめに
・仕事
働かない人
認める、褒めると叱る
働く人
自分で職業は決められない
・気
気を実感する
気の作用と伝達
愉気は本能
・感覚
打撲の効用
痛みが移動する
愛は骨盤が開く
殺す事に快感があるように出来てる
怒りは生理機能
気持ちと言葉がずれる
・人
人間はゴキブリ並に強い
食べる運動が好きな人
つくる人
・虚
寂しさと孤独
寂しさは西からやって来る
体の中に虚がある
受け身で小さくて弱い力
死ぬのは気持ちいい
ぺんぺん草を引きちぎる
なくなる
あとがき
後日談
索引
川﨑智子〈かわさき・ともこ〉
1970年宮崎県生まれ。不調をきっかけに出会った野口整体により体の全感覚が一致した自覚が生まれ、自由になる。気を独学。2005年より整体活動開始。整体指導者として「と整体」を主宰。
鶴崎いづみ〈つるさき・いづみ〉
1982年福岡県生まれ。ものごとをとらえなおす試みをおこなっている。2013年よりオルタナティブスペース「路地と人」の運営に加わる。14年より観察と編集を基礎として主に出版をおこなう試み「観察と編集」を始める。