Bedtime for Democracy 展覧会カタログ

4452

Bedtime for Democracy 展覧会カタログ  (4452)

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川上幸之介編/川上幸之介研究室/A5/95ページ

 

2022年、倉敷と東京で開催され注目を集めた川上幸之介研究室による「ベッドタイム・フォー・デモクラシー」展のカタログ。本邦初翻訳となるウェンディー・ブラウンのエッセイ「自由民主主義の終焉と新自由主義」(大崎多恵訳、岡野八代監訳)も収録されています。

アメリカのパンクロックバンド、デッドケネディーズは、アルバム「ベッドタイム・フォー・デモクラシー」のなかで「電気フェンスが必要な“祖国”と呼ばれる収容所」の中で「バビロンの蜃気楼やベルトコンベアのような肉弾戦を生きている」と叫び、民主主義と資本主義の分かち難い共犯性を歌いました。
本展に付けられたアルバムタイトルは、ロナルド・レーガンが主演した1951年のコメディ映画「Bedtime for Bonzo」に由来しており、レーガノミクスをはじめとして、新自由主義、戦争、メディアの氾濫、娯楽産業(余暇と消費)、マッチョイズム、それらへの見せかけの反抗への糾弾が叫ばれます。そして難民やクィアへの擁護といった、周縁への配慮も示唆します。
これらの観点を踏まえつつ10組のアーティスト、活動家、哲学者が参加する展覧会を開催します。本展では、民主主義における意思決定プロセスが問いたださる現状の中、その声をかき消され、疎外された周縁の声を引照し、民主主義の政治的神話の綻びを暗示した作品群を取り上げます。また地政学的な観点から、民衆の不服従を起点とした集団の内部における権力の分散や、共有を照射した作品をとりあげ、新自由主義の諸原理が民主から奪い去った主権を、いかにして奪還できるのかを模索します。そして民主主義をどのように抵抗の政治へと変転しえるかを作品を通して見いだします。(サイトより)

 

アーティスト|Artist
・レティシア・アグド|Leticia Agudo
・ヌオタマ・ボドモ|Nuotama Bodomo
・リジー・ボーデン|Lizzie Borden
・ブレッド&パペット シアーター|Bread & Puppet Theater
・ウェンディ・ブラウン|Wendy Brown
・ナオミ・クライン|Naomi Klein
・松本俊夫|Toshio Matsumoto
・マーサ・ロスラー|Martha Rosler
・ウィンストン・スミス|Winston Smith
・ヘイニー・スロール|Heiny Srour

 

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