社会運動史研究4 越境と連帯

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社会運動史研究4 越境と連帯  (4368)

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大野光明 小杉亮子 松井隆志 編/新曜社/A5判並製/200ページ

 

苛烈な戦争や弾圧に抗議の声をあげ、国家・民族・人種の壁を越えて支援に奔走した人びとがいた。既成の組織によらない個人がつないだベトナム反戦・南ア反アパルトヘイト運動、日韓アジアの人権・フェミニズム運動など、越境と連帯の系譜を描く特集。

 

目次

越境と連帯の運動史──日本の「戦後」をとらえかえす
大野光明・小杉亮子・松井隆志

アメリカ人留学生のベトナム反戦運動──太平洋を横断する運動空間のなかの沖縄
大野光明

反アパルトヘイトの旅の軌跡──「遠くの他者」との連帯のために
牧野久美子

[インタビュー] 武藤一羊さん
党・国家に依らない民衆(ピープル)のインタナショナルへ──1970年前後の経験からたどる〈越境と連帯〉の運動史
聞き手:大野光明/松井隆志
[資料]『解放闘争国際情報 連帯』双目次(第1号1971年5月〜第4号1973年11月)

地続きの朝鮮に出会う──ウトロ地区と向き合った京都府南部地域の市民運動の軌跡
全ウンフィ

[インタビュー] 内海愛子さん
在日朝鮮人問題を出発点に、日本の「帝国主義」を問う──日本朝鮮研究所、アジアの女たちの会の時期まで
聞き手:松井隆志

[インタビュー] 浜田和子さん ノリス恵美さん イルゼ・レンツさん
ベルリンの街で女が集まったら──1980〜2020年代「ベルリン女の会」の歩み
聞き手:小杉亮子

[インタビュー] 河野尚子さん
ソーシャルワーカーとして、JFCとその母親たちに寄り添う──マリガヤハウス・河野尚子の活動経験から
聞き手・解題:小ヶ谷千穂・原めぐみ・大野聖良

社会運動アーカイブズ
[インタビュー] 古屋淳二さん(アナキズム文献センター)
運動のための本棚をめざして
聞き手:大野光明・小杉亮子・松井隆志

[書評] 田中宏『「共生」を求めて』 | 高谷幸
猿谷弘江『60年安保闘争と知識人・学生・労働者』 | 長島祐基
法政大学大原社会問題研究所・松本玲編著『労働者と公害・環境問題』 | 仁井田典子
アリス&エリミー・ハワーズ=ブース『プロテストってなに?』 | 濱田すみれ

編集後記
なぜ私たちは『社会運動史』を始めるのか
『社会運動史研究5』予告・投稿募集
執筆者紹介

 

装幀 川邉雄
装画 A3BC

 

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