<増補百年版>関東大震災朝鮮人虐殺の記録 東京地区別1100の証言

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西崎雅夫 編著/現代書館/A5判型 並製/528ページ 加害の歴史を直視し、誰も殺さない、 殺させない社会を生きていくために 100 年目を悼む 1923年9月1日。東京にて。 午前11時 58 分、関東地方に大地震が発生。 同日、15 時過ぎ―「朝鮮人が火をつけている」 とのデマとともに虐殺がはじ […]

兵役拒否の問い 韓国における反戦平和運動の経験と思索

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イ・ヨンソク(著/文) 森田和樹(翻訳)/以文社/四六判 並製/264ページ   韓国における兵役拒否者であり平和活動家でもあるイ・ヨンソクが、自身の兵役拒否体験をもとにその意義や平和運動のあり方、そして平和運動が直面してきた諸問題を考察し、代替服務制度を勝ち取るまで──そしてその後の葛藤 […]

蜂起 詩と金融における

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フランコ・“ビフォ”・ベラルディ(著) 杉田敦(訳)/水声社/四六判上製/216頁   破産せよ!! 脱インデックス化によって20世紀の詩的探求が成し遂げた抽象化は、金融における貨幣の脱物質化を予言していた―― 言語の過剰としての詩によって感覚的身体と社会的連帯を再活性化し、金融資本主義の […]

それは丘の上から始まった 1923年横浜の朝鮮人・中国人虐殺

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後藤 周(著) 加藤 直樹(編集)/ころから/A5変型判/256ページ   1923年、関東大震災直後の横浜は朝鮮人暴動などの流言が発生し、虐殺が行われた発火点だったーー。 市街のほとんどを焼失した市民は、「平楽の丘」と呼ばれる南部丘陵地へと逃れた。そこでは、震災当夜から「朝鮮人が暴動を起 […]

結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー

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井上彼方・紅坂紫 編/『結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー』編集部/B6版/120ページ   アジア・アフリカ・北米・カリブ海・ヨーロッパ、世界の5つの地域から集めた選りすぐりのクィア短編小説を収録したSFアンソロジー! アセクシュアルでデミロマンティックの狼男の物語、自らが同性 […]

ある水脈と石川三四郎

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山口晃著/虹霓社/四六判/510ページ   『ヘンリー・ソロー全日記』訳者・山口晃の初著作、思想家・石川三四郎を新たに読み解いた力作 幸徳秋水、大杉栄と並ぶアナキズム運動の先駆者の一人と称せられる石川三四郎。その石川が出会った〝ある水脈〟。田中正造、エドワード・カーペンター、ヘンリー・ソロ […]

ガパオ タイのおいしいハーブ炒め

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下関崇子著/ferment books/B5/144ページ   大人気タイ料理「ガパオ」を、つくって、食べて、知って、楽しもう! ガパオとは、もともとタイハーブの名前であり、これを使った炒めもの料理の総称。まずは「ガパオ黄金比」で基本のガパオレシピを体得。「無限ガパオ」はタイと日本のガパオ […]

伴侶種宣言──犬と人の「重要な他者性」

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ダナ・ハラウェイ(著) 永野 文香(訳)/以文社/四六判 上製/184ページ   種族も性も、生命/非生命も越えて寄り添う伴侶種たちの新しい理論とは。現代思想・科学論・フェミニズムの第一人者が到達した究極の他者論。ペットでも家族でもない犬との新しい関係を出発点に最先端を凝縮したマニフェスト […]

新空位時代の政治哲学 クロニクル 2015-2023

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廣瀬純著/共和国/菊変型判 並製/368ページ   いま、世界で何が起こっているのか? 新たな蜂起へといざなう8年の記録。 新自由主義の台頭、進行する差別と階級格差、さらなる帝国主義戦争の開始……。もはや後戻り不可能なまでに変貌する世界史的動向を、状況分析やインタビューなどの方法を駆使して […]

明日少女隊作品集 We can do it!

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明日少女隊/アートダイバー/B5変形 並製/156ページ   世界中に散らばる約50名の隊員で構成され、ピンクのマスクがトレードマークの匿名アーティスト集団「明日少女隊」。本書は、フェミニズムの旗を掲げ結成した2015年から、2023年の最新作までを収録した初の作品集です。フェミニズムに関 […]

このようなやり方で300年の人生を生きていく[新版]

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小川てつオ/キョートット出版/四六判/240ページ   あたいは、船にのっている。でっかい船だ。 19歳、似顔絵の看板背負って沖縄へ―― おばさん、おじさん、おじい、おばあ、に怒られ、ほめられ、愛される。 そこには、人生の出発点の輝きがある。 10年後再訪し、人々の生と死に触れ、人生の深み […]

パストゥールあるいは微生物の戦争と平和、ならびに「非還元」

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ブリュノ・ラトゥール著、荒金直人訳/以文社/A5判 上製カバー装/528頁   還元主義の酔いから覚めて――。 2022年に逝去した科学人類学の巨星、未だ汲み尽くせぬその思想の根本である名著、ついに邦訳。 1984年に刊行された本書は、生涯、ラトゥール自身がその着想の源泉としたルイ・パスト […]

アンダイング 病を生きる女たちと生きのびられなかった女たちに捧ぐ抵抗の詩学

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アン・ボイヤー著、西山敦子訳/里山社/並製四六判/288ページ   病気は決して中立的なものではない。 治療はイデオロギーと無縁ではありえない。 死が政治性を免れることもない。 「死んだ女性たちからなる反乱軍をこの世に生き返らせたかった。」 シングルマザーであり、大学で教えながら詩人として […]

「ものづくり」のジェンダー格差 フェミナイズされた手仕事の言説をめぐって

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山崎 明子/人文書院/四六判 上製/286ページ   手仕事をめぐる言説に隠されたジェンダー構造を明らかにする画期的研究 人々の関心を集めながらも、社会の傍流へ追いやられる手仕事がある。そんな「やりがいのあるものづくり」が奨励されるとき、その言説にはジェンダーの問題が潜んでいるのではないか […]

芸術のわるさ コピー、パロディ、キッチュ、悪

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成相肇/かたばみ書房/A5判 並製/400ページ   転換期にはいつも、持たざる者の技術があらわれる―― 雑誌、マンガ、広告、テレビなど1970年代前後の複製文化を読みとき、 機知と抵抗の技術として今に甦らせる。 〈わるさ〉が語る、もうひとつの戦後日本文化史。 パロディ裁判、岡本太郎への疑 […]

負債と信用の人類学 人間経済の現在

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佐久間 寛 編/以文社/A5判 上製カバー装/396頁   2020年に急逝した文化人類学者デヴィッド・グレーバー。その思考の意義は、未だ汲み尽くされぬ魅力と価値に溢れている。日本でも『価値論』『負債論』『官僚制のユートピア』『アナーキスト人類学のための断章』(以文社)、『ブルシット・ジョ […]

未来からきたフェミニスト 北村兼子と山川菊栄

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花束書房/A5判 並製/336ページ   変わりながらあゆむために。 日本の女性で初めて法律の世界に飛び込み、世界を舞台にジャーナリストとして短い生涯を駆けた北村兼子。同じく、世界の潮流をとらえながら社会を分析し、平等をもとめ続けた山川菊栄。現代のフェミニストたちが、ふたりをめぐるエッセイ […]