その猫の名前は長い

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イ・ジュへ著 牧野美加 訳/里山社/四六判/288ページ   「何がしきりにわたしたちを臆病者にさせるのだろう。わたしたちを絶えず孤立させ、ああはなりたくないと人に思わせ、軽蔑されやすい顔に変貌させ、何かを証明しなければと常にみずからを追い立てる。この病の名は何だろう。」(本文より) &n […]

〈 寝た子〉なんているの? 見えづらい部落差別と私の日常

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上川多実 著/里山社/四六判/288ページ   日常から差別について伝える、まったく新しい部落ルーツエッセイ 「夕ご飯何にしようとか、幼稚園でこんなことがあったらしいとか、私たちはおしゃべりをしながら子どもが遊び終わるのを待つ。そういう日常の話題と同じように、その日は私は公園で、いつも通り […]

アンダイング 病を生きる女たちと生きのびられなかった女たちに捧ぐ抵抗の詩学

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アン・ボイヤー著、西山敦子訳/里山社/並製四六判/288ページ   病気は決して中立的なものではない。 治療はイデオロギーと無縁ではありえない。 死が政治性を免れることもない。 「死んだ女性たちからなる反乱軍をこの世に生き返らせたかった。」 シングルマザーであり、大学で教えながら詩人として […]

里山通信 0号「わたしにとっての居心地の良さとは?」

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里山社/B6/44ページ   Twitterでは書けない、知れない、本にする手前くらいの読みもの。それも、多様な人がいる東京と違い、いろんな地方で自らをマイノリティだと感じている人々が、共通する課題をともに考え、伝える小さな媒体を作りたい。というコンセプのトZINE「里山通信」 ・・・を夢 […]

ジェンダー写真論 増補版

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笠原美智子/里山社/四六判並製/520ページ   女性・LGBTQアーティストの格闘を辿るロングセラーが、長島有里枝との語り下ろし対談他大幅増テキストでリニューアル! 「ある人がかつてわたしに、フェミニズムとは究極的には『愛』なのではないんかと語ってくれたことがある。それぞれの多様さ、曖昧 […]

ヘヴィ あるアメリカ人の回想録

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キエセ・レイモン 著 山田文 訳/里山社 /四六判 並製/336ページ   黒人母子の内省が暴くアメリカの“噓” 「どうか怒らないでほしい、母さん。 ぼくはただ、ぼくが何を経験してどこで歪んだのか、 母さんに伝えようとしているだけなんだ。 ぼくらが何を経験してどこで歪んだのか、 ぼくらに知 […]

ウジョとソナ 独立運動家夫婦の子育て日記

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パク・ゴヌン 著・画 神谷丹路 訳/里山社 /A5判 並製/368ページ   日本の支配と戦争の只中も、慈しんだ家族の日常。祖国・韓国は日本の植民地下。独立を夢見て亡命した中国は日中戦争に突入。避難生活を余儀なくされた大韓民国臨時政府夫妻の姿を、我が子に希望を託す「子育て」の視点から綴った […]

どこにでもあるどこかになる前に。 富山見聞逡巡記

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藤井聡子/里山社 /四六判/224ページ   地方都市在住者、出身者、そして地方都市を愛するすべての人々へ捧ぐ、Uターン者による笑って泣ける〝第二の青春〟エッセイ。新幹線も開通し、コンパクトシティをうたう再開発で、一見、開かれた町になった富山市中心部。だが郷愁と個性を失いどこにでもありそう […]

ジェンダー写真論 1991-2017

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笠原美智子著/里山社/四六判/416ページ   「フェミニズムとは究極的には「愛」なのではないか。それぞれの多様さ、曖昧さを引き受けながら、いかに理解し合えるか」 女性やLGBT の写真家、現代美術作家たちはどのように社会と対峙し、表現したかを探るテキスト、決定版。   目次 【 […]