自由芸術大学講座「知られざる共同体──ゴッホと画家組合」

ゴッホを語ることは、共同体を語ることだ。共同体を語ることは、愛と死について考察することに他ならない。   ゴッホは共同体を作るために絵かきを目指したのではないでしょうか。叔父が創立した画商に勤めた後、落ちこぼれの伝道師として炭鉱の町ポリナージュで坑夫たちの現実を知ります。「世界にはまだ実に […]

転換期の文化と運動―版画運動・ルポルタージュ絵画・創造美育

転換期を生きる意識は広く通じる。今日もそうだし、1950年代もそうだった。このトークは「転換期」を軸にし、それをめぐる1950年代と今日の歴史的な重なりを探求していく。戦後の初期は、ファシスト後の解放や植民地後の独立や戦争後の平和などの希望が世界中に溢れる時代でもあり、その反面、冷戦体制の国家権力や […]

自由芸術大学講座「日本の社会派アート100年」

 自由芸術大学講座「日本の社会派アート100年」   今日のアートでは、弱者の声を響かせ、権力の不正を突き、社会の断絶に向き合う、社会派的な表現が大きな潮流となっている。だが一方で、日本の社会派アートが、いわゆる「戦後美術」とともに始まったかのような誤解も見られる。ここでは、日本の近現代と […]