フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学

3607

フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学  (3607)

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ベル・フックス著 堀田碧訳/エトセトラブックス/四六変型判 並製/192ページ

 

この本を読んでみてください。フェミニズムとはなんなのか、どんな運動をしてきたのか、わかるから。

現代を代表する思想家にして、ブラック・フェミニストのベル・フックスが新しい世代に向けてバトンを渡す、世界でロングセラーのフェミニズム入門書を復刊! 平易な語り口で、フェミニズムの定義、理解と前進のための批判、運動の変化と展望を説く。フェミニズムの歴史を知り、今に活かしたい新しい読者たちにとって最適の一冊。

 

目次

はじめに フェミニズムを知ってほしい
1 フェミニズム わたしたちはどこにいるのか
2 コンシャスネス・レイジング たえまない意識の変革を
3 女の絆は今でも強い
4 批判的な意識のためのフェミニズム教育
5 私たちのからだ、私たち自身 リプロダクティブ・ライツ
6 内面の美、外見の美
7 フェミニズムの階級闘争
8 グローバル・フェミニズム
9 働く女性たち
10 人種とジェンダー
11 暴力をなくす
12 フェミズムの考える男らしさ
13 フェミニズムの育児
14 結婚とパートナー関係の解放
15 フェミニズムの性の政治学 互いの自由を尊重する
16 完全なる至福 レズビアンとフェミニズム
17 愛ふたたび フェミニズムの心
18 フェミニズムとスピリチュアリティ
19 未来を開くフェミニズム
訳者あとがき

 

ベル・フックス(著)
フェミニズム理論家、作家、文化批評家。1952年、米ケンタッキー州生まれ。自身の言葉によれば「伝統的な南部の家父長主義的な労働者階級家庭」で育ち、人種隔離政策が廃止されるなか、人種差別や性差別への抵抗を強める。スタンフォード大学卒業後、ウィスコンシン大学で修士号を(修士論文のテーマは作家トニ・モリスン)、1938年にカリフォルニア大学サンタクルーズ校で博士号を取得する。教壇に立つ傍ら、1981年『わたしは女じゃないの?――黒人女性とフェミニズム』でデビュー。1984年には『フェミニズム理論――周縁から中心へ』を刊行し、この2作で「白人中産階級女性の問題」のみをとりあげてきた主流フェミニズムを痛烈に批判、その後のフェミニズムの展開に大きな影響を与えた。その後もジェンダー、人種、階級の視点から現代社会や文化について多数の執筆や講演を行う。2000年、フェミニズムの現状に危機感を抱いたことから執筆した本書は、世界的なロングセラーとなる。本名グロリア・ワトキンス。母方の曾祖母の名前に由来するペンネームbell hooksはつねに小文字で表記され、アイデンティティへの誇りと「周縁者」としてのこだわりが示されている。2014年、ケンタッキー州のベレアカレッジにベル・フックス研究所を設立。

堀田碧 (ホッタミドリ) (訳)
1950年、東京生まれ。ケント大学女性学修士課程修了。著作に『経済のグローバリゼーションとジェンダー』(共著、明石書店、2000年)。訳書に、ベル・フックス『とびこえよ、その囲いを』(共訳、新水社、2006年)、C・T・モーハンティー『境界なきフェミニズム』(監訳、法政大学出版局、2012年)など。現在、長野県在住。

 

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