石都奇譚集―ストーンタウン・ストーリーズ

2945

石都奇譚集―ストーンタウン・ストーリーズ  (2945)

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飯沢耕太郎 著/サウダージ・ブックス・港の人/四六判変型ソフトカバー/160頁

 

◉本書の内容

写真評論家によるアフリカ紀行。

「今日のストーンタウンは読めない文字で書かれた手紙である」(本書より)。東アフリカ・タンザニア、インド洋に浮かぶ隆起珊瑚の島、ザンジバル。石造りの旧市街(ストーンタウン)の光と闇をさまよう旅人による〈魔術的トラヴェローグ〉——現代日本を代表する写真評論家の著者が、ザンジバル島への旅の日々を現実と幻想が交差するスタイルで描くショート・ストーリーズ。著者による写真も掲載。

 

目次

石都奇譚集のための道標

三角形 Triangle / 猫男 Catman / ブイブイ Buibui / 隠れんぼ Hide and Seek / ウフングオ Ufunguo / 記号 The Sign / 夜の蛸 Octopus at Night / 大雨季 Mashika / 兄弟 My Brother / 二つ頭 Two Heads / 野兎と胃袋 The Hare and the Stomach / 烏革命党 The Crows Revolutionary Party / 作業 The Work / モンキー・ツアー Monkey Tour / 世界の臍 The Navel of the World / ウフングオ2 Ufunguo 2 / 大停電 Blackout / 樹霊 Tree Spirits / 泣く女 Crying Woman / 死者たち The Dead / 静かな夜  Silent Night /クワヘリ Kwa Heri / キンコ・カッシーノ Kinko Cassino / あとがき

 

著者紹介

飯沢耕太郎(いいざわ・こうたろう)
1954年宮城県生まれ。筑波大学大学院芸術学研究科修了後、フリーランスの写真評論家として活動。「写真新世紀」ほか写真賞の審査を行うなどつねに創作の現場にかかわり、1990年に発刊された雑誌「d_j__vu」の編集長をつとめた。著書に『増補 戦後写真史ノート』(岩波現代文庫)、『写真的思考』(河出ブックス)、『「女の子」写真の時代』(NTT出版)ほか多数。また、ケニア・ナイロビにある日本アフリカ文化交流協会スワヒリ語学院を8期生(1979年9月~80年2月)として卒業後、たびたび東アフリカを訪ねる。旅のエッセイ集に『歩くきのこ』(水声社)、画文集に『アフリカのおくりもの』(福音館書店)。近年は「きのこ文学研究家」としても知られ、多彩なフィールドで評論・執筆活動を展開している。

 

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