プッシー・ライオットの革命 自由のための闘い

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プッシー・ライオットの革命 自由のための闘い  (3421)

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マリヤ・アリョーヒナ著 aggiiiiiii訳 上田洋子監修/DU BOOKS /四六判並製/296ページ

 

サッカー・ワールドカップ2018決勝戦に乱入し、話題沸騰中のフェミニスト・パンク集団、プッシー・ライオット。
なぜ彼女たちは彗星のごとく現れたのか?
グループ創設者のひとりマリヤ・アリョーヒナが自ら語る、真の目的と活動のすべて。

結成秘話、2012年モスクワ大聖堂でのゲリラ・ライブとその逮捕劇、いまだに続くロシアの“矯正”労働の真相、そして彼女の信じる道――。

Vogue UK、The New York Times Book Review、The Guardian、Financial Timesなど、各紙で話題の新感覚・手記!

 

★プッシー・ライオット(Pussy Riot)とは?
2011年に哲学やジャーナリズムを専攻する学生たちを中心に結成された、ロシアのモスクワを拠点とするフェミニスト・パンクグループ。ロシアの家父長制社会に異を唱え、政治腐敗に声を上げる。
2012年、プーチン大統領の再選(第3期目)への抗議活動として、モスクワの大聖堂で手作りの目出し帽を身に纏い、反プーチン政権の曲を演奏。メンバーの3人が逮捕され、のちに2人(マリヤ・アリョーヒナ、ナジェージダ・トロコンニコワ)には禁錮2年の判決が下された。
彼女たちの解放を求め、オノ・ヨーコ、スティング、パティ・スミス、レディオヘッドなど100名を超える著名ミュージシャンがグループの支持を表明した(2013年に2人は釈放)。
2018年7月、フランスとクロアチアによるワールドカップの決勝戦に、警察官の格好に扮したメンバー4人が、ロシアの政治的現状に注目を集めるためピッチに乱入した。

 

マリヤ・アリョーヒナ 
愛称:マーシャ。1988年生まれ。
ロシアのフェミニスト・パンク集団「プッシー・ライオット」の創設メンバー、アクティヴィスト。2008年より自然環境保護や児童福祉の活動に参加。2011年、プッシー・ライオットを結成する。翌年2月、メンバーとともにモスクワの救世主ハリストス大聖堂でプーチン政権を批判するパフォーマンスを行ったことで、2年間の監獄生活を課せられる。2013年に釈放されると、翌年には同グループのメンバー、ナジェージダ・トロコンニコワとともに囚人の権利を守るための団体「Zona Prava(権利のゾーン)」、インディペンデント・メディア支局「MediaZona」を設立。「レノン・オノ平和賞」(2012)、「ハンナ・アーレント賞」(2014)受賞。一児の母。

aggiiiiiii (アギー)
インディペンデント・カルチャージン『KAZAK』編集・発行人。
海外のガールズカルチャー、映画、ファッションなどに精通し、『VOGUE GIRL』、『GINZA』、『ELLE JAPON』、『FIGARO japon』、『Harper’s BAZAAR Japan』等にコラムやイラストを寄稿。本書が初の訳書となる。

上田洋子 (ウエダヨウコ) 
ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳者、博士(文学)。株式会社ゲンロン副代表。これまで『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β4-1』(監修、ゲンロン、2013)、『歌舞伎と革命ロシア』(編著、森話社、2017)などに携わり、翻訳書には『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』(共訳、松籟社、2012)などがある。展示企画「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年」展(早稲田大学演劇博物館、2010)にも参加。Chim↑Pomがキュレーションした「ひっくりかえる展」(ワタリウム美術館、2012)ではヴォイナの通訳を務めた。

 

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