労働と思想

3062

労働と思想  (3062)

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市野川容孝・渋谷望 編著/堀之内出版/四六判/512頁

 

「あの」思想家たちが考える「働く」と「生きる」

私たちは働かねば生きていけない。それは本当だろうか。
思想家たちはそれぞれのテーマを思索する中で「労働」を自明のものとせず、
「働く」とは何か、「生きる」とは何かについて考えていた。
「労働」から見える人・社会・世界とは。
年代・出身地・分野も異なる個性豊かな思想家たち――
それぞれの思想と労働観をこの1冊に収録。

 

目次

はじめに市野川容孝
シェイクスピア 演劇と労働の力学─「以降」の思想のために 本橋哲也
ロック 労働が所有権を基礎づける? 植村邦彦
ルソー 『社会契約論』を読む 市野川容孝
ヘーゲル 人倫的生活における市民社会の「絶対的否定性」 斎藤幸平
マルクス 「潜勢的貧民」としての「自由な労働者」 佐々木隆治
モース 社会主義・労働・供犠 溝口大助
グラムシ ポスト・フォーディズム時代のヘゲモニー 明石英人
ラカン 労働と「うつ」─四つのディスクールと資本主義 松本卓也
サルトル ストライキは無理くない! 永野潤
ウィリアムズ ストライキ、共同体、そして文化 大貫隆史/河野真太郎
デリダ 職業(プロフェッション)としての言語行為 宮﨑裕助
カステル 労働という重力─「社会問題の変容」を巡って 前川真行
ネグリ゠ハート マルチチュードとマルクスの「物象化」論 斎藤幸平
ラクラウ アーティキュレーション(節合)の政治理論 山本圭
ヒルシュ 近代国家─資本主義社会の「政治的形態」 隅田聡一郎
ホックシールド 快適な職場と不機嫌な家庭─感情労働論以降のホックシールド
スピヴァク 思想と「労働者」─ロウロウシャとは何だ 西亮太
ムフ ムフのヘゲモニー論について 佐々木隆治
ベック 個人化する社会 鈴木宗徳
サッセン グローバル・シティの出現と移民労働者 伊豫谷登士翁
ジジェク 二一世紀のコミュニズム─ベケット的なレーニンとともに 清水知子
ホネット 承認・物象化・労働 大河内泰樹

労働を可視化するために 渋谷望
前書きなど

 

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