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佐々木夏子 著/以文社/四六判 並製/328頁
オリンピック災害は東京だけじゃない
グラン・パリ計画の加速装置・オリンピックがパリにやってくる──
パリと五輪の因縁から、進行するジェントリフィケーション、そして「オリンピックマネー」まで。
パリ五輪に抵抗しているのは誰か?
2007年より在仏の著者が描く、どこよりも詳しいパリ五輪の顛末。
世界に共通する課題へ──
目次
序
1章 一九九二年、二〇〇八年、二〇一二年大会招致計画
2章 グラン・パリとオリンピック
3章 政治的エコロジーとオリンピック
4章 オリンピック要塞都市パリ
5章 オリンピックマネー
終章
佐々木夏子 (ササキ ナツコ) (著/文)
文筆・翻訳業。2007年よりフランス在住。立教大学大学院文学研究科博士前期課程修了。訳書にエリザベス・ラッシュ『海がやってくる──気候変動によってアメリカ沿岸部では何が起きているのか』(河出書房新社、2021年)、共訳書にデヴィッド・グレーバー『負債論──貨幣と暴力の5000年』(以文社、2016年)など。