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小川てつオ/キョートット出版/四六判/240ページ
あたいは、船にのっている。でっかい船だ。
19歳、似顔絵の看板背負って沖縄へ――
おばさん、おじさん、おじい、おばあ、に怒られ、ほめられ、愛される。
そこには、人生の出発点の輝きがある。
10年後再訪し、人々の生と死に触れ、人生の深みを知る。
社会からの抑圧を感じている人々を元気にした、ラディカルな表現者 小川てつオ 伝説の一冊です。ロードムービーのようにすすむ日記とスケッチで、沖縄の人々の姿が立ち現れるのも魅力。
新版は、著者の加筆のほか、カラーの絵、差別問題や沖縄戦を語る編注を加え、100頁増訂しました。重層的な旅の世界が広がります。
目次
あたいのルンルン沖縄一人旅
・本島篇
・宮古篇
・八重山篇
10年後の旅
初版あとがき
ゲロからの手紙
編集から
新版あとがき
小川てつオ (オガワテツオ) (著/文 | イラスト)
1970年生まれ。高校卒業後、絵画、詩、音楽、パフォーマンスなどを行う。
1996年より「居候ライフ」として、約50カ所の「家」を巡回する。2003年から都内公園にてテント生活をはじめ、物々交換カフェ・エノアールをいちむらみさこさんと運営。また、「ねる会議」や「反五輪の会」に参加し、野宿者排除に抵抗する活動をしている。