山風にのって歌がきこえる 大槻三好と松枝のこと

3488

山風にのって歌がきこえる 大槻三好と松枝のこと  (3488)

販売価格(税込)
¥1,870
在庫状態 : 在庫有り

惣田紗希/タバブックス /四六変型判/168ページ

 

太田市美術館・図書館「ことばをながめる、ことばとあるく 詩と歌のある風景」出品作品である大槻三好・松枝、惣田紗希 短歌×イラストレーション作品をもとにした書籍。昭和初期、太田市の歌人大槻三好・松枝の出会い、結婚、出産、松枝の死、そして遺された子。みずみずしい口語短歌と太田にゆかりのある惣田紗希のイラスト・装丁で、二人の短くかけがいのない日々に思いを寄せた1冊です。

逢へるだろ さう思つて來て逢へた日よ 神が此の世に居るよな日だつた    三好

叶ったら魂が飛び 駄目だつたら気がふれるだろ 君との縁談  松枝

二つの心が一つにならふとしてるんです お天とさんお天とさんお笑ひでない  三好

夢かしら いやさうぢやないこんなにも君にしつかり抱かれてゐるんだ  松枝

惹かれ合う二人のことばは、 百年近い時を経て現代の私たちにもまっすぐ届きます。イラスト、装丁、短歌選出、エッセイすべてを手がけた、デザイナー・イラストレーター惣田紗希渾身の1冊です。

 

惣田紗希(ソウダサキ)
グラフィックデザイナー/イラストレーター。1986年、栃木県足利市に生まれる。2008年、桑沢デザイン研究所卒業。デザイン会社にてブックデザインに従事したのち、2010年よりフリーランス。2013年より東京から足利市に拠点を移す。インディーズ音楽関連のデザインや装丁を手掛けるほか、イラストレーターとして雑誌や書籍を中心に国内外で活動中。

数量