自由芸術大学講座「日本の社会派アート100年」
今日のアートでは、弱者の声を響かせ、権力の不正を突き、社会の断絶に向き合う、社会派的な表現が大きな潮流となっている。だが一方で、日本の社会派アートが、いわゆる「戦後美術」とともに始まったかのような誤解も見られる。ここでは、日本の近現代という歴史的なパースペクティブをとって、1920年代前半におけるアナキズムのアート(黒耀会、マヴォ、三科)を起点に、ほぼ1世紀にわたる社会派アートの実践、敗北、そして再生を振り返りたい。
スピーカー 足立元(視覚社会史研究者、『前衛の遺伝子 アナキズムから戦後美術へ』著者)
日 時 2017年5月27日(土)19:00~21:30
場 所 IRREGULAR RHYTHM ASYLUM|自由芸術大学(東京都新宿区新宿1-30-12-302|丸の内線新宿御苑駅徒歩5分)
資料代 500円+投げ銭(ワンドリンクオーダー)
フード カオスフーズ(カンパ制)