初期社会主義研究 第29号〈1920年前後 東アジア〉

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初期社会主義研究 第29号〈1920年前後 東アジア〉  (4331)

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初期社会主義研究会 編/A5/289ページ

 

〈初期社会主義の眼〉社会主義運動の転機としての「1928年」 黒川伊織

特集 1920年前後 東アジア

中村屋の林圭 ――朝鮮独立運動の国際化と三・一独立宣言書  小野容照
二〇世紀初頭の東アジアにおけるクロポトキン主義の拡散―科学主義と道徳性― 山本健三
ウォードの「女性中心説」とアメリカ、日本、中国―金子喜一、ジョセフィン・コンガー、そして堺利彦を中心に― 大橋秀子
日中の狭間にアジア主義を考える 川上哲正
平沢計七における中国・朝鮮人労働者問題――関東大震災前夜、戯曲「非逃避者」の意味するもの 大和田茂
コミンテルン創立100年、研究回顧50年――革命的暴力・軍隊的規律の幻影、民衆連帯のパラダイム転換 加藤哲郎
李奉昌大逆事件の裁判―付(資料)「公判準備調書」と「公判調書」 山泉進
〈研究ノート〉『新人』のシベリア出兵批判論―100年後の再検証 金野文彦
伊藤野枝によるエマ・ゴールドマンの思想の受容について―大杉栄・荒畑寒村との比較を中心に― 田中ひかる
堺利彦農民労働学校の周辺(その六)――プロ科・川内唯彦の講師招聘計画をめぐって―― 小正路淑泰
〈研究ノート〉 生の拡充:大杉栄の自己超越思想 渡辺一樹
『幸徳秋水全集』の傍らに、この本を―木原恵美子著『幸徳秋水の最初の妻 ルイの生涯』について 岩﨑稔
デヴィッド・グレーバーの『ブルシット・ジョブ』に触発されて 竹内友章
〈資料紹介〉井上要旧蔵資料「不去庵(菴)寄題集」について 岡﨑一

【書評】

堀井一摩著『国民国家と不気味なもの 日露戦後文学の〈うち〉なる他者像』 竹内栄美子
平沢計七著・大和田茂編『一人と千三百人/二人の中尉 平沢計七先駆作品集』 山中千春
斎藤恵子著『九津見房子、声だけを残し』 小正路淑泰
西谷郁編『「ある女工記」DVD BOOK 葉山嘉樹『淫売婦』、小説から映画へ』 中谷いずみ
黒川伊織著『戦争・革命の東アジアと日本のコミュニスト― 1920―1970年』 勝村誠

【新刊紹介】

柳広司著『太平洋食堂』 林彰
村山由佳著『風よ あらしよ』 小池善之
茅原健著『書架拾遺』 大和田茂
栗原康著『アナキスト本をよむ』 大和田茂
初期社研ニュース
編集後記
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