狂い咲け、フリーダム ─アナキズム・アンソロジー

3328

狂い咲け、フリーダム ─アナキズム・アンソロジー  (3328)

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栗原康 編/筑摩書房/文庫判/384ページ

 

国に縛られない社会とは? 気鋭の研究者が編む。
大杉栄、伊藤野枝、中浜哲、朴烈、金子文子、平岡正明、田中美津ほか。

 

目次

第一章
大杉栄(1875-1923)生きる力があばれだす(栗原康)
「奴隷根性論」「生の拡充」「僕は精神が好きだ」「此の酔心地だけは」
伊藤野枝(1895-1923)結婚制度そのものをぶっつぶせ(栗原康)
「遺書の一部より」「貞操観念の変遷と経済的価値」「無政府の事実」
辻潤(1884-1944)自分を捨てろ、人間さえも捨ててしまえ(栗原康)
「浮浪漫語」「ですぺら」
中浜哲(1897-1926)それがいかがいたしましたか?(栗原康)
「浜鉄独嘯」「いざ往かん焉!」「立ン坊の叫」「杉よ! 眼の男よ!」
朴烈(1902-1974)・金子文子(1903-1926)テメエの不逞を武器にしろ(栗原康)
「働かずにどんどん食い倒す論」「第十二回尋問調書」「第一回尋問調書」

第二章
石川三四郎(1876-1956)地は誰のもの? 土民起つ!(栗原康)
「土民生活」
八太舟三(1886-1934)経済はいらない(栗原康)
「階級闘争説の誤謬」(抄)
高群逸枝(1894-1934)家庭をケトバセ!(栗原康)
「家庭否定論」
八木秋子(1895-1983)・宮崎晃(1900-1977)窃盗の仁義? コミューン起つ!(栗原康)
「言葉・表現」「農民に訴う」(抄)

第三章
向井孝(1920-2003)「反運動」の躍動感(栗原康)
「非暴力直接行動とは何か」
平岡正明(1941-2009)あらゆる犯罪は革命的である(栗原康)
「座頭市オゥ・ゴー・ゴー」「ジャズ宣言」
それから(栗原康)
田中美津(1943-)とりみだした生をいきてゆきたい(栗原康)
「便所からの解放」
神長恒一(1967-)だめ連、そして「働かない、ゆえに我あり」(栗原康)
「会社ってホント最低なところ」「仕事と人生」
矢部史郎(1971-)・山の手緑(1970-)地図はなくても歩いてゆける(栗原康)
「道路に屈しないために」「反労働の暴力へ」「暴力、大切」
マニュエル・ヤン(1974-)爆発的な言葉の力(栗原康)
「二〇一四年六月の恋唄」

 

帯文 ブレイディみかこ

カバーデザイン 成田圭祐
カバー版画 RYOCK

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