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安岐理加 編/てしまのまど/A5/64ページ(日本語・English)
〈暮らしから立ち上がる造形〉という視座のもと、様々な手法でオーラルヒストリーの記録、収集、保存及び共有する活動を続けている香川県豊島の「てしまのまど」。2016年9月から11月にかけて、「てしまのまど」で開催された展覧会「その島のこと」が、記録集として一冊の本に。出展作品についての作家自身の言葉や写真が、丁寧で読みやすいレイアウト・構成で収録されています(日本語と英語の二言語表記)。
展覧会「その島のこと」は、暮らしのなかで市井の人々が連綿と紡いできた認知されていない複数の〈ローカル〉な歴史について、〈造形〉や〈物語〉を手がかりに現在を生きる表現者や研究者らがそれぞれの視座で接近し、島という条件下で生成されてきた生業と経済と、関係性について、展覧会を通して顕在化してゆくことで、現代社会における「マイナー芸術」を確立することを狙いとします。島の暮らしを捉える表現による展覧会を通して、様々な人々が〈今我々が生きている世界〉を見つめ〈今の私たちが生きている証〉を後世に手渡すことを具体的に思考する機会となることを切望しています。(ASAHI ART FESTIVALの展覧会情報より)
参加アーティスト
宮脇慎太郎
浦中ひとみ
シライセイジ
吉濱翔
藤井光
工藤冬里
安岐理加