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建築ダウナーズ/A5/52ページ フルカラー
宮城県仙台市を拠点に、家具や什器の設計・制作、展示空間設計、リサーチプロジェクトを行なっているデザインチーム、建築ダウナーズによるzine。2024年2月にbook cafe 火星の庭で開催された、建築ダウナーズ主催のトークイベント「木のある場所を育てること」の記録を編集・再構成した内容。ゲストは、宮城県丸森町の自伐型林業家である刈田路代さんと、宮城県石巻市に工房を構える大工の杉原敬さん。
目前の木の活用法に悩みつつも、80年後の山の姿を想像し、軽やかに粘り強く山の手入れを実施しはじめた刈田さんの活動。その土地の材料を使い、誰もが参加できる建設プロセスに伝統の真価を見出す杉原さんの姿勢。
(中略)本書が、私たちが目にする風景の一部が手元に辿り着くまでの経路を想像したり、効率化や経済性に偏重してしまった自然と産業の結びつきを再考し、私たちと山や木材との繋がりを捉えなおすきっかけとなれば幸いです。(「はじめに」より)
編集・デザイン・テキスト・製本:建築ダウナーズ
編集協力:刈田路代、杉原敬
印刷:株式会社菊忠印刷
協力: book cafe 火星の庭、DAMO Kaffee Haus
刈田路代
Woods and People MARUMORI(通称ウッピー)代表。宮城県丸森町の研修の森「親林」で、仲間とともに山の手入れを行いながら自伐型林業に取り組んでいる。
杉原敬
大工、木工房 瑞 代表。宮城県石巻市に工房を構え、伝統工法を用いて、その土地の材料を使い、様々な人との関わりのなかで建設を行なっている。
建築ダウナーズ
菊池聡太朗、千葉大、吉川尚哉によるデザインチーム。宮城県仙台市を拠点に、2019年より家具や什器の設計・制作、展示空間設計、リサーチプロジェクトを共同で行なっている。