ノヴァ(NOVA)とグレイ・フィラスティン(FILASTINE)が、2019年に活動家やアーティストの仲間とともに立ち上げた、海に浮かぶカルチュラル・プラットフォーム「アルカ・キナリ」の日本限定版Tシャツ。2024年5月に来日したフィラスティンが、山形・鶴岡と東京で行ったトークイベント「海上のアーティヴィズム──アルカ・キナリの航海」に合わせて制作されたもの。アルカ・キナリのステッカー付。
海上のアーティヴィズム──アルカ・キナリの航海|ARTIVISM AT SEA: THE VOYAGE OF ARKA KINARI
ARKA KINARIについて
ARKAは、ラテン語で「船」を表し、語源となるarcereには「食い止める、守る」という意味がある。KINARIは、サンスクリット語で「半人半鳥の音楽家、生命の樹の守護者」のことを言う。アルカ・キナリは、アーティストのフィラスティンとノヴァが立ち上げた、海に浮かぶカルチュラル・プラットフォームであり、気候変動に対するレジリエンスと、海との再接続を促進するために航海する70トンの帆船である。
音楽とメッセージ
アルカ・キナリは、日中にはワークショップやスキルの共有、ローカルのミュージシャンたちによる小さなコンサートを開催している。夜になると、船はフィラスティン&ノヴァのステージに変容し、気候変動に警鐘を鳴らす音楽と、炭素経済終焉後の生活を想像させる映画的なビジュアルを用いたパフォーマンスが、船上で繰り広げられる。
アルカ・キナリは、公共の水辺で共有される太陽光を動力源とする巡回公演作品であり、また、メッセージであると同時に手段でもある。
スローツアー
海上のネットワークは、民族、言語、アイデアを融合する最初のインターネットだった。アルカ・キナリは、失われつつある交易路を復活させ、文化を積荷として人々を水辺に呼び戻す。アルカ・キナリの初めての航海では(パンデミックによってあらゆる国境から締め出され、太平洋上でおよそ5ヶ月間立ち往生する前に)、大西洋、カリブ海、パナマ運河を横断し、23カ国に寄港した。アルカ・キナリは2020年9月にようやく船籍のあるインドネシアの海域に入り、現在はインドネシア諸島のスパイス・ルートを巡っている。