整体対話読本 お金の話

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川﨑智子、鶴崎いづみ、江頭尚子 著/土曜社/B6変判/224頁   「何でもいいからまず自分が何かをおこなうと、おこなった分だけ成長があると思ってください。例えば時給が五百円だったとしても、働いたら必ず五百円分の体力がついてるんです。」 利益を求めるでもなく、満足な蓄えもない。経済主義国・ […]

大杉栄自叙伝(新装版)

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大杉栄 著・大杉豊 解説/土曜社/四六判/198頁   本読みの僕はいつもみんなの牛耳をとっていた 1921(大正10)年――、雑誌『改造』の求めで連載を起こすも、関東大震災下の「甘粕事件」により、未完で遺された傑作。「陛下に弓をひいた謀叛人」西郷南洲に肩入れしながら、未来の陸軍元帥を志す […]

体操をつくる

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川﨑智子・鶴崎いづみ/観察と編集・土曜社/A5判   体操は、つくれる。 「人の話が聞けるようになりたいです。」 「予定がないと永遠に寝続けてしまって、スッと起きれません。」 「これでいいのだって思いたいです。自己肯定感をいますごく、得たいです。」 2019年1月から12月、オルタナティブ […]

整体覚書 道順

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川﨑智子著/土曜社/B6変判/56頁   「これは独りで、 自分というたった一人を対象としておこなう 整体操法の小さな小さな技術である」 ――みずからの体調不良をきっかけに野口整体と出会い、指導活動を続けてきた川﨑智子が、独学で整体を学びはじめた最初の三年間の経験と体感を書き綴る。独り、自 […]

整体対話読本 ある

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川﨑智子・鶴崎いづみ 著/土曜社/B6変判   整体指導者・川﨑智子からの呼びかけをもとに始まった二人の対話は、すっかり元気をなくしていた聞き手である鶴崎の目から鱗をボトボト落とし、身も心もグラグラとゆさぶり柔らかく解きほぐして行った。整体の元祖といわれる野口整体の方法をとおして世界の奥行 […]

伊藤野枝の手紙

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伊藤野枝著 大杉豊編/土曜社/四六判/212ページ   目次 Ⅰ 残された手紙 『青鞜』から「恋の往復」へ 獄中見舞と同志・身内へ Ⅱ 著作にあらわれた手紙 恋愛事件の顛末――伊藤野枝「動揺」から 実感のセンチメンタリズム――大杉栄「死灰の中から」より 『青鞜』の譲渡劇――平塚らいてう「『 […]

大杉栄書簡集

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大杉栄著/土曜社/四六判/288ページ   38年間の生涯で大杉栄が遺した書簡のほぼ全て、188通を収録。『獄中記』『自叙伝』『日本脱出記』の三部作をつなぎ補完する、無政府主義の巨魁と恐れられた男の人生の真実。   目次 Ⅰ 獄中消息 Ⅱ 『近代思想』と自由恋愛 Ⅲ 労働運動へ […]

声のために

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マヤコフスキー著 リシツキー構成/土曜社/四六判/64頁(ロシア語)   「詩とタイポグラフィを同等に扱い、一体にしようと試みた」とリシツキーの語るように、大胆な組版で視覚化されたマヤコフスキーの詩篇が読み手に大音声の音読をせまる。1923年春ベルリンで世に出た、タイポグラフィ史上に輝く傑 […]

ヴラジーミル・イリイチ・レーニン

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マヤコフスキー著/土曜社/ペーパーバック版/96ページ   時間だ。レーニンの話を始めよう 1924年1月21日、レーニン逝く。極寒の赤の広場をうめる群衆の中に詩人はいた――ぼくは倖せだ。ぼくはこの力の一部分。目から流れる涙さえ、みんなの涙だから。詩人は逡巡の後、革命二百年史の英雄叙事詩を […]

第五インターナショナル

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マヤコフスキー著/土曜社/ペーパーバック版/80ページ   何か珍しいことでも起こらぬ限り、雲を身にまとっていよう 三年越しの計画だった「第五インターナショナル」を書き始めた。ユートピアである。五百年後の芸術を描くつもりである ――マヤコフスキー   1922年秋。30歳の詩人は […]

ぼくは愛する

3080

マヤコフスキー著/土曜社/ペーパーバック版/96ページ   1922年、二十代最後の年に、詩人は出版社マフ(モスクワ未来派協会)を組織する。集うアセーエフ、トレチャコフらの喧嘩友だち。生まれたばかりの版元の〈詩人叢書〉第一弾として2000部が世に出た、306行の小型の長詩。   […]

一五〇〇〇〇〇〇〇

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マヤコフスキー著/土曜社/ペーパーバック版/128ページ   「図書館と変人のための」叙事詩 1920年冬、27歳の詩人は革命後二つ目の大作を書き上げる。ロシアの総人口数を表題とし、人々すべてが作者であるかのように詩人は印税を放棄し無署名での出版を企てるも、あろうことか《わるい雑誌を出す筈 […]

鶴見俊輔訳『フランクリン自伝』

3052

ベンジャミン・フランクリン著 鶴見俊輔訳/土曜社/ペーパーバック版/272ページ   アメリカの町の印刷屋のおじさんの話 植字工として世に出たフランクリンは、持ち前の植字・印刷術と文筆の力量をもとに印刷業から新聞、出版へと事業を広げ、さらに社会改良へと乗り出していく。人任せを嫌い、実務をい […]

ミステリヤ・ブッフ

3004

マヤコフスキー著 谷川俊太郎 序文/土曜社/ペーパーバック版/104ページ   1917年、十月革命。「認めるか、認めないか、そんな問題は私には存在しなかった。私の革命である」。24歳の詩人は、成就したばかりの革命のために「必要なことは何でもやる」意気込みで仕事にかかり、やがて三幕の戯曲を […]

坂口恭平 – 新しい花 CD

2981

新政府総理大臣・坂口恭平の3年ぶりの新譜は、熊本・新町の作家自宅に寝そべっているかのような、くつろいだ臨場感。NHKもがオンエアした世紀の名曲、 大杉栄「魔子よ魔子よ」に続く近代詩シリーズ、室生犀星「三月」、北原白秋「掌」、立原道造「草に寝て……」も胸をうつ。炊事の手をとめて妻のフーさんが 歌う美し […]

人間

2977

マヤコフスキー著/土曜社/ペーパーバック版/104ページ   《そいつ/自由な人間が現れる/ほんとだよ/おれを信じてくれ!》と『戦争と世界』の終結部が告げるように、どうしても書かれねばならなかった、マヤコフスキー25歳の第四長詩。1905年の挫折した革命の影のなか、詩人はどんな叛乱も触れら […]

戦争と世界

2852

マヤコフスキー著/土曜社/ペーパーバック版/112ページ ああ、とじて、とじて、新聞の目を 1914年7月、世界大戦の始まりを21歳の青年詩人は興奮して受け入れる。俄然立ちはだかる戦争の恐怖に対し、この目で確かめるべく義勇兵に志願するも、思想穏健を欠くという理由で不採用。やがて銃後のけがらわしさと殺 […]

背骨のフルート

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マヤコフスキー著/土曜社/ペーパーバック版/64ページ   よろしい! ぼくは出て行く! 《声の力で世界を完膚なきまでに破壊して、ぼくは進む、美男子で二十二歳》と言い放ったその年に詩人は奇妙な夫妻と知る。のちに秘密警察 OGPU の工作員として働くことになるオシップとリーリャのブリーク夫妻 […]