手についた焦げ跡にふうっと息を吹いて飛ばす

4413

手についた焦げ跡にふうっと息を吹いて飛ばす  (4413)

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菊田真奈/B6/44ページ

 

フランスと日本を拠点に活動するアーティスト菊田真奈さんによる冊子。2021年7月31日から9月30日まで原爆の図丸木美術館で開催された展示の記録です。記憶をテーマに写真や映像などの視覚媒体を用いた作品を制作してきた作者が、戦災樹木の傷跡から現在と76 年前の距離について考える。イチョウの葉の空押し加工が施された装丁も素敵な一冊です。

 

目次

菊田真奈 手についた焦げ跡にふうっと息を吹いて飛ばす
岡村幸宣 私たち自身の記憶のために
川岸美月 メモ
三浦梨佳 就寝九時 起床八時 日曜日 五月三〇日
鈴木正信 手紙
河合節子 立法化について 空襲被害者等援護法
小田原のどか いくつかの残された樹木と遠ざかっていく時間について
写真
映像

菊田真奈(きくた・まな)
一九八六年広島県出身。日本大学芸術学部写真学科卒業、アルル国立高等写真学校レジデンス課程修了(フランス)、シャロン-シュル-ソーヌ高等メディア・アート学校卒業(フランス)。記憶をテーマに写真や映像などの視覚媒体を用いた作品を制作。モニュメントに表象される歴史や、時の経過で変容する個人的な記憶などを、写真の様々な技法を使い視覚化を試みる。記憶の限界と、写真の技法としての限界とが交わる。フランス、日本を拠点に活動。http://manakikuta.com/

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