森山安英 解体と再生

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森山安英/grambooks/257 x 188 mm/320ページ   百花繚乱の様相を呈した1960年代後半の前衛美術界に現れ、自壊した北九州のグループ〈集団蜘蛛〉。近代市民社会の成立基盤に対する問いをも内包するその過激なパフォーマンスは、60年代の「反芸術」を相対化する。中心人物の森 […]

物語りのかたち 現在に映し出す、あったること(ミルフイユ08)

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せんだいメディアテーク/grambooks/A5/199頁   せんだいメディアテークで開催された展覧会「物語りのかたち 現在に映し出す、あったること」(2015年10月31日〜16年1月10日)の公式カタログ。展示風景や出品作品の背景といった同展の記録や解説にとどまらず、物語りとは何か、 […]

終わりなき近代―アジア美術を歩く2009-2014

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黒田雷児 著/グラムブックス/A5並製/200ページ   最新のアジア美術情報をふまえたエッセイ集。内容は多岐にわたるが、欧米を中心とするアート史観に、 またマーケットが主導する現代美術の状況に一石を投じる著者の眼差しは一貫している。 魯迅の木刻からフィリピンのマンガ、ネパールにおけるポー […]

肉体のアナーキズム―1960年代・日本美術におけるパフォーマンスの地下水脈

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黒ダライ児 著/グラムブックス/A5/768ページ   経済の高度成長、都市の肥大化、マス・メディアの浸透による社会の激変期ーー 60年安保闘争とその敗北から、アングラ文化、全共闘へと至る政治と文化の闘争に、 美術家たちは、いかに反応し、かかわり、行動し、そして、いかに忘却されたか… 「美 […]