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ロンドンのフェミニストパンクトリオSkinny Girl Dietのzine。“Reclaim Your Life” EPのDLコード付き! EP収録曲歌詞3編、ファックボーイガイド、(日本にルーツのある)メンバー自身が受けた差別発言ビンゴ、コミック、ポエムなど。
姉妹であるギターボーカル“Delilah”とドラム“Ursula”の2人がバンド“Typical Girls”をはじめ、その後、従姉妹にあたるベーシスト“Amelia”が参加することによって2010年3ピースパンクSkinny Girl Dietが結成される。最初のライブはスリッツのギタリストViv Albertineのオープニングアクトで、その時彼女達は12歳前後だった。現在でもDIYでレーベルを運営してSGDの活動を続けている。
http://skinnygirldietband.tumblr.com/
私はSGDが大好きで、この数年彼女達のことを追いかけていたんだけど、たまたまツイッターでベーシストであるアミリアが SHEamless zineリリースパーティーを見つけてくれて、「遊びに行きたい!」とメッセージをくれたことには本当にびっくり!ここぞとばかりに、いくつかのグッズを 持って来てもらいました。
「女性(パンク)バンドをみて、すぐ「かわいい」って表現する風潮があるけどそれがすごく嫌。もっと強い女性像を打ち出したい。戦う女のイメージね。」
セクシーでストロング、そんなボディ・イメージを打ち出しているのはそういうところからなのだろう。私も最初に見たビジュアルのインパクトが忘れられない。彼女達はそのビジュアルから多くのファッション誌にフィーチャーされているが、
「多くのファッション誌にダイエットのコマーシャルが掲載されているでしょ?それを探してた女性が(まちがって、真逆の価値観の)私達を見つけて、それで私達のアティチュードを知ってくれらいいなと思う。」
また、「ロンドンには、ティーンネイジ・フェミニストがたくさんいて、10代半ばの女の子達がSGDのライブに来てくれる事がすごくうれしいんだよね」と言ってて、私はロンドンには、そんな若いフェミニストたちのシーンがあるんだ!とびっくりしました。
今回ディストロするジンをめくりながら(日本にルーツがある彼女は)「ジンでは今まで実際に浴びせられた差別的な言葉のビンゴを作ったの。 本当に信じられないけど、未だに日本の女性に対して、何も言わず三歩下がって従うようなイメージを持ってる男がたくさんいるんだよね!」とも。私もジンを ひろげてやってみたら…あっという間にビンゴ。海外旅行中に頭にきて喧嘩になりそうなこと結構あるもんな…。
「音楽やアートは社会に大きな影響を与えるものだから。せっかく、そういうプラットフォームをもっているミュージシャンがどっちつかずの煮 え切らない態度や言葉を発しても駄目だと思う」と語る彼女達はジンにも政治的なアートワークを配し、様々なインタビューでも、はっきりと自身の支持を表明 し、若い有権者たちに呼びかけていました。
そうやって、性差別、人種差別、政治について…彼女達が直面している様々な問題に真っ向勝負で、戦っている姿が本当にかっこいいし、憧れます。そしてこれからどんな歌を歌うのか、とっても興味があります。
Skinny Girl Dietは、来月“Heavy Flow”というはじめてのフルアルバムをリリースします。「録音は去年終わらせていたけど、DIYでやってるから、なかなかリリースできなかった」と。
すごく楽しみ!もちろんNo Lady Swearsでもディストロする予定。それにあわせて、改めてメンバー全員でのインタビューもお願いしました。
それまでの間、ぜひEPやジン、手に取って彼女達の声を聞いてみてください。(No Lady Swearsより)