初期社会主義研究 第23号〈大逆事件処刑100年〉

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初期社会主義研究 第23号〈大逆事件処刑100年〉  (4203)

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初期社会主義研究会 編/A5/235ページ

 

〈初期社会主義の眼〉 今村力三郎の名著『芻言』の成り立ち 小松隆二

【特集・大逆事件処刑100年】

大逆事件とドレフュス事件 クリスティーヌ・レヴィ
〈日本人ならざる者〉という葛藤―大逆事件前後の佐藤春夫 山中千春
未完の「大逆」―文学と天皇制・断章二片 池田浩士
一九二〇年前後「社会文学」にみる大逆事件の底流―「事件」から一〇〇年と三・一一以後をめぐって 大和田茂
森近運平の妻、繁子の歩んだ道 別役佳代
杉村楚人冠と「大逆事件」―その教材化と近現代史学習への一考察 白鳥晃司
新村忠雄の〈遺産〉― 一通の書簡から見えてくるもの 石崎等
堺利彦生誕一四〇年・大逆事件一〇〇年―福岡県みやこ町豊津より 小正路淑泰
大逆事件後百年・刑死後百年に思う―二〇一〇年から二〇一一年へ 岩崎稔

【資料紹介】

「明治四十三年特別第壱号被告事件 訴訟記録写総目録」(大審院)
総イベント「大逆事件百年」(二〇一〇年一月~二〇一一年五月・経過記録) 山泉進 編

【書評Ⅰ】

田中伸尚著『大逆事件―死と生の群像』  辻本雄一
黒岩比佐子著『パンとペン―社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い』 大岩川嫩
熊野新聞社編『大逆事件と大石誠之助 熊野100年の目覚め』 和賀正樹

【紹介Ⅰ】

石山幸弘著『櫛の十字架』  堀切利高
大東仁著『大逆の僧 高木顕明の真実―真宗僧侶と大逆事件』 山中千春

【論文】

内村鑑三と有島武郎 内藤酬
評伝 歌人青山哀囚の軌跡 きしだみつお

【エッセイ】

震災私記 後藤彰信
『沖野岩三郎著作集』を編集して 太田雅夫

【追悼】

近藤千浪さんを偲ぶ 原田さやか
幻に終った講演会―黒岩比佐子さん追悼 堀切利高
やはり野に置けみどりの柳―追悼・唐沢隆三 大澤正道

【書評Ⅱ】

大橋秀子著『金子喜一とジョセフィン・コンガ―社会主義フェミニズムの先駆的試み』 水田珠枝

【紹介Ⅱ】

小松裕・金泰昌編『公共する人間4 田中正造 生涯を公共に献げた行動する思想人』 白鳥晃司

【新刊紹介】

大家眞悟著『里村欣三の旗』
近藤千浪遺稿集『捨て石埋め草』
東谷篤著『未完の近代を旅した詩人伊藤信吉論』
『堺利彦獄中書簡を読む』
村田裕和著『近代思想社と大正期ナショナリズムの時代』
売文社一〇〇年・日本社会主義同盟九〇年記念 堺利彦をめぐるフィールドワーク

編集後記

 

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