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小山維子/ハンマー出版/148mm×210mm/48ページ(カラー図版:13p、テキスト:11篇)
画家・小山維子による2025年のカレンダー。月ごとにエッセイも収録されています。
このカレンダーは、1人の絵描きが日々の中で知った社会の出来事や、制作での気づきなどをこれからも思い出せるように月毎のエッセイを織り交ぜたカレンダーです。
私は毎年の手帳やカレンダーを保管して時折見返すのが好きなのですが、いつからか日々の予定の他に忘れたくない社会の出来事も一緒に書き込むようになりました。昨年は、色んな焦りが重なり、取りつかれたように携帯の画面を見つづけSNSでの瞬発的な発信が多くなり、言葉に時間をかけることが極端に減ってしまった1年でした。拙くてもいいから紙の上に日々の絵と日付と共に考えていたことを残したい、それならカレンダーごと作りたい!そんな気持ちから急遽このカレンダーを作り始めました。11月に完成させるものであったので12月のエッセイはありません。エッセイで取り上げていることは、あくまで私がおもに昨年知ったこと、考えたこと、気づいたことの一部です。全てに言及している訳ではありません。「生活」と「制作」の間には沢山の時間が流れていて、その中にはささいなことから終わりが見えないことまであります。(あとがきより)