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ハナ・ロス (著) 坂本麻里子 (翻訳)/ele-king books/四六判/480ページ
自転車は女たちの「自由なマシン」──
19世紀、女たちはレンガや卵、腐った野菜などを投げつけられても自転車を漕ぐのを止めなかった。そしてそれが世界を変えた。英『ガーディアン』紙が2021年度のベスト・スポーツ・ブックに選んだ話題書が早くも翻訳刊行!
ときは19世紀ヴィクトリア朝のイギリス、女が自由に移動することもズボンをはくこともまだタブーだった時代、しかし女性たちが自転車を漕ぎはじめる。煉瓦や卵を投げられても女性サイクリストの数は急増、そして新しい時代を切り拓くのだった。
アメリカのフェミニスト、スーザン・B・アンソニーは自転車を「自由の機械」と呼び、「世界の何よりも女性の解放に貢献した」と述べている。
本書は、いままで語られてこなかった「自転車と女たち」にまつわる長く感動的な実話集。それを支えた男たちの物語も忘れずに、著者は膨大な資料をもとにこの魅力的な歴史を語る。
ハナ・ロス(著)
ハナ・ロス:ロンドンの出版社に勤務しながら編集と執筆をしている。それ以外は、たいてい自転車に乗っている。地元のサイクリングクラブに所属し、難民の女性たちが自転車に乗れるようになるためのチャリティー活動にも参加している。
坂本麻里子 (サカモトマリコ)(翻訳)
坂本麻里子:ロンドン在住。訳書に『バンドやめようぜ!』『アート セックス ミュージック』『エイフェックス・ツイン、自分だけのチルアウト・ルーム』『この灼けるほどの光、この太陽、そしてそれ以外の何もかも』『レイヴ・カルチャー』『ザ・レインコーツ』など多数。