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大熊 ワタル (編)/共和国/菊変型判 並製/184ページ
没後30年を経て甦る、稀代の音楽家の人と音楽。
生活向上委員会大管弦楽団、じゃがたら、コンポステラ、東京チンドンなどで活躍し、1980年代末から90年代初頭の「時代」を駆け抜けたサックス吹き、篠田昌已(1958-92)。その没後30年と再評価を期して、2008年に少部数だけ発行された入手困難な冊子『コンポステラ★星の広場で』を増補・再構成。新たに本人のインタビューを発掘し、町田康、大友良英、細川周平、平井玄各氏ら一線で活躍する表現者50余名による寄稿を収録する。ミュージシャン篠田昌已の《これまで》と《これから》がここにある!
目次
はじめに│大熊ワタル
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第1章 サックス吹き、篠田昌已
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篠田昌已略伝│大熊ワタル
篠田昌已34年の軌跡│大熊ワタル
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第2章 篠田昌已、語る
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チンドンを探っていくと自分の中で日本が見えてくる
チンドンは、うた心をのせて、風の中を飛んでいく
チンドンに出会って、楽士になって
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第3章 篠田昌已との日々
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みっちゃんと篠田君のこと│大熊ワタル
コンポステラの日々│関島岳郎
冬に記す夏の音楽│平井 玄
ビザンチン・ジャズの勃興!?│平井 玄
星を駆ける音──篠田昌已+西村卓也『DUO』│齋藤芽生
篠田昌已のビデオテープ│齋藤芽生
自分の踊り方で踊るということ│佐藤幸雄
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第4章 篠田昌已追悼
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堂々と、楽々としたサックスは君の生き方そのものだった│細川周平
舞台に置かれた一本のアルトサックス│平井 玄
篠田昌已氏を悼む│松沢呉一
言葉持たぬ人々の歌乗せて│藤村俊之
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第5章 篠田昌已におくる言葉
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ぼくの大切な音│池内文平
あくまで個人的な篠田君との思い出│石橋正二郎
(無題)│今沢 裕
篠田君へ│梅津和時
歩幅のリズムでポゴる│Eppai
今でもそのときの曲を│エマーソン北村
満月と篠田君│大熊ワタル
篠田昌已 生誕50年│OTO
しのちゃんって呼んでたっけ│大友良英
「力を合わせる」ということ│加藤 彰
篠田昌已という音│川村恭子
シノダ憑き│北里義之
篠田昌已のこと│久下惠生
血の色をした音│工藤冬里
(無題)│倉本高弘
しのだくんをしのんで│黒田京子
篠田くんの思い出│香村かをり
我方と他方の縁│こぐれみわぞう
(無題)│小山景子
追想│小山哲人
道しるべのような存在│近藤達郎
壁にはRain Dogs のポスター│近藤哲平
あの確信を想う│桜井大造
(無題)│清水一登
篠田へ│杉林恭雄
篠田さんのこと│杉本卓也
三つの思い出│鈴木健雄
篠田さんのこと│須山公美子
篠田昌已のこと│関島岳郎
トンボ眼鏡のぐるぐる│園田佐登志
87年の前と後│高田洋介
すべての人は同じ地平に│田中美登里
(無題)│知久寿焼
(無題)│中尾勘二
(無題)│西村卓也
(無題)│服部夏樹
篠田!!│早川岳晴
夕焼け色の音│bikke
微力と増量─篠田さんの思い出と、交錯する道│東 琢磨
50歳の篠田くんへ│平井 玄
篠田君の思い出│細川周平
篠田君のこと│町田 康
篠田君との思い出│向井千惠
篠田さんへ│めいなCo.
篠田さんへ☆│もりばやしみほ
篠田くん、ゴメンネ│持田明美
(無題)│森川訓恵
死んだ篠田クンを偲んで│山崎春美
Many happy returns!│山田真珠美
(無題)│れいち
★篠田昌已とのあれやこれや│ロリー
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第6章 篠田昌已資料館
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ディスコグラフィー
関連資料
大熊 ワタル (オオクマ ワタル) (編)
1960年広島県生まれ。音楽家。クラリネット、キーボード、ギターなどを担当し、これまでに参加したバンドは、現在自ら率いているシカラムータ、ジンタらムータのほか、絶対零度、ルナパーク・アンサンブル、ピヂンコンボ、オルケスタ・デル・ビエント、蠱的態、東京チンドン(長谷川宣伝社)、ILL BONE、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット、ソウルシャリスト・エスケイプなど多数。
主なアルバムに、シカラムータ『シカラムータ』(1998)、『LIVE at 磔磔』(2014)、ジンタらムータ『Dies Irae 怒りの日』(2014)など多数。
著書に、『ラフミュージック宣言』(インパクト出版会、2001)がある。