間隙を思考する グリッチ・コミュニズムの方へ

4784

田崎英明 著/以文社/四六判 並製/344ページ   ヒップホップ、パレスチナ、クィアな身体、映画のスクリーン、物語るオブジェ、叛乱する群衆たち……同じものの狭間で立ち上がり、異なるものの共通性を鳴り響かせる、グリッチ=ノイズの政治哲学。充実の文献案内付き。   目次 はじめに […]

鳥人(とりじん)

4774

maccanna/A5/24ページ リソグラフ印刷   近くて遠い鳥たちと人についてのzine。 登場鳥:文鳥、パレスチナ サンバード、ウロコインコ、鳩、コマドリ、百舌鳥、ディアトリマ、アーケプテリクス等   目次 鳥の博物館の話。macca 小鳥を飼う妄想 山中双子 ぶっきらぼ […]

帝国主義と闘った14人の朝鮮フェミニストー独立運動を描きなおす

4741

尹錫男(画) 金伊京(著) 宋連玉(訳) 金美恵(訳)/花束書房/A5判 並製/268ページ   “私たちの敵は日本帝国主義と家父長制であり、私たちの目標は、その二重の抑圧に呻吟する朝鮮女性を解放することだった” 独立運動を闘った多彩な朝鮮女性を、韓国フェミニズムアートの第一人者・尹錫男( […]

読書と暴動 プッシー・ライオットのアクティビズム入門

4672

ナージャ・トロコンニコワ著 野中モモ訳/ソウ・スウィート・パブリッシング/四六判変形/304ページ   「どうしてプーチンのロシアは、私を刑務所送りにしたのだろう? 私は当時、無一文の22歳で、 3歳の女の子の若い母親だった。家父長制の世界に生きる女性アーティストで、ディオゲネスと行動の哲 […]

思想としてのアナキズム

4655

森元斎 編/以文社/A5判/312ページ   いかに「思想」としてのアナキズムを保持し得るか。どこまで原理的に、かつ多様に、アナーキーであり続けられるのか――。 暴力論、運動実践、哲学、人類学、宗教、音楽、映画、フェミニズム、近代日本、さまざまなベクトルが交差するアナキズムの現在。 &nb […]

呪詛 vol.5

4625

ゆとり世代フェミニズム/A5/37ページ   濁流の中で戸惑い、立ち尽くし、 からだひとつ分をせき止めたとき、 ささやかな革命がまた始まった。 私もフェミニズムも未完成だ。   目次 [エッセイ] 東京の犬とコーラ革命……コアラ星人 [ルポ] 名前変えてみ […]

社会運動史研究5 直接行動の想像力

4597

大野光明、小杉亮子、松井隆志 編/新曜社/A5判並製/168ページ   沖縄、北九州、三里塚、六ヶ所村で、身を挺していのちと土地を守る座り込み、反戦反核行動を、暴力と断じてはならない。アナキズムの系譜をもつ直接行動が呼び覚ます想像力とは。座談会(酒井隆史+阿部小涼+編者)、論考、インタビュ […]

伴侶種宣言──犬と人の「重要な他者性」

4563

ダナ・ハラウェイ(著) 永野 文香(訳)/以文社/四六判 上製/184ページ   種族も性も、生命/非生命も越えて寄り添う伴侶種たちの新しい理論とは。現代思想・科学論・フェミニズムの第一人者が到達した究極の他者論。ペットでも家族でもない犬との新しい関係を出発点に最先端を凝縮したマニフェスト […]

せんそうかるた

4522

古知屋恵子/札サイズ  90mm × 68mm   版画家で絵本作家の古知屋恵子さんが制作した「せんそうかるた」。戦争の怖さや問題点が、五七五の文言と絵で表現されています。絵の方は最大6色を使った木版画。絵を楽しみ、かるたとして遊びながら、戦争について考える。今の情勢を踏まえた対話も生まれ […]

私のアルバイト放浪記

4513

鶴崎いづみ/観察と編集/A5判/192頁   「私にとってアルバイトは、ふだん垣間見ることのない社会のいろんな側面を見学する、フィールドワークのような意味をもっていた。」 美大卒業後、創作活動の傍らおよそ15年もの間、いくつものアルバイトを転々とすること15種以上。ときにエプロンをまとい富 […]

あなたの編みもの仲間に僕も入れて

4493

NEMSHIN/A6/80ページ   編みもの好きの作者がパーソナルな視点で綴る、編みものファンジン。これまでにリリースされた5号分が、ボリュームのあるポケットサイズの一冊に。日々の生活のことや、自分で編んだセーターの紹介、また編みものをしながら観るのにおすすめなドラマ案内などが、イラスト […]

植物考

4427

藤原辰史(著)/生きのびるブックス/四六判 並製/240ページ   人間の内なる植物性にむけて―― はたして人間は植物より高等なのか? 植物のふるまいに目をとめ、歴史学、文学、哲学、芸術を横断しながら人間観を一新する、スリリングな思考の探検。   目次 ◆第1章 植物性 植物と人 […]

呪詛 vol.4

4415

ゆとり世代フェミニズム/A5/37ページ   社会は少しずつよくなっている らしいけど、私の毎日はどうだろう 呪詛と祝福を往復しながら “女のからだ”で今日を生き延びる   目次 エッセイ「私のママ(毒親)の成長」不可幸力 エッセイ「大衆浴場」はるのたけひこ エッセイ「ジェンダー […]

モア・ザン・ヒューマン マルチスピーシーズ人類学と環境人文学

4209

奥野克 近藤祉秋 ナターシャ・ファイン 編/以文社 /A5判 並製/320ページ   地球規模での環境変動、資本主義の見えない未来、科学技術の革新が問いかける人間性の変容ーー「人新世」時代の今日、人類を含めた多種の絡まり合いの現実を看過することはできない。 多種間の関係を記述してきたマルチ […]

呪詛 vol.3

4101

ゆとり世代フェミニズム/A5/46ページ   売れている本を読むこと、 トレンドの議論を追うこと—— それだけがフェミニズムじゃない。 ひとりひとりの地味で地道な実生活。   目次 エッセイ「ピュアバーガーと私」じょっちん 都々逸「ふぇみどど(フェミニズム都都逸)」堀川千織 エッ […]

社会動史研究2 「1968」を編みなおす

3566

大野光明 小杉亮子 松井隆志 編/新曜社/A5判並製/232ページ   半世紀後の現在から1968を編みなおす特集。部落解放、美術運動、沖縄闘争、東大闘争を掘り起こし継承する。小特集(運動史とは何か批評)論文(シベリア抑留史)インタビュー(第1期情況編集長、指紋押捺拒否、社会運動アーカイブ […]

呪詛 vol.2

3522

ゆとり世代フェミニズム/A5/46ページ   創刊号からおよそ3年半——。 「私」「私たち」はどう変わったのか。 絡みつく呪縛に足を取られながら書く あなたへの手紙のようなZINE。   目次 エッセイ「長老と私」じょっちん エッセイ「ドイツに住んで、考えたこと」東洋鍋子 小説「 […]

杉並区長日記ー地方自治の先駆者・新居格

3234

新居格 著/虹霓社/B6判 並製/272頁   ◉戦後はじめて杉並区民が選んだ区長はアナキスト⁉ 敗戦後の廃墟と混沌の中、日本一の文化村を目指して杉並区の初代公選区長に就任、政治・行政の旧弊打破に挑み、小地域からの民主主義を掲げた破天荒でユニークな〝アナキスト区長〟新居格。彼が目指した理想 […]