大邱の夜、ソウルの夜 Posted on 2022年2月3日2022年3月28日 by ira_k ソン アラム作 吉良佳奈江訳/ころから/B5変型判/176ページ ソウルで奔放に育ったはずのホンヨン。家父長制が根強く残る大邱(テグ)からの脱出を試みるコンジュ。ふたりの女の乾いた涙の跡にうつしだされる「友情」の物語。 人気漫画家ソン・アラムの代表作を『韓国が嫌いで』の訳者、吉良佳奈江 […]
歴史のなかの朝鮮籍 Posted on 2022年2月3日 by ira_k 鄭栄桓著/以文社/四六判/500ページ 国籍か、それとも出身地か──。 1947年5月2日、日本の外国人法制に登場し、今日に至るまで存続している「朝鮮籍」。植民地支配からの解放後も日本で暮らし続けた朝鮮人たちに与えられたこの奇妙な「国籍」の歴史を、日韓の外交文書、法務省や地方自治体の行 […]
ドゥルーズと革命の思想 Posted on 2022年1月21日2022年1月22日 by ira_k 鹿野祐嗣(編著) 廣瀬純 堀千晶 山﨑雅広(著) /以文社/四六判/424ページ ジル・ドゥルーズの思想は「革命」と本質的に結びついている。 ドゥルーズ自身の著書『差異と反復』『意味の論理学』から、フェリックス・ガタリとの共著『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』、そして晩年における […]
女パンクの逆襲──フェミニスト音楽史 Posted on 2021年12月23日2022年12月3日 by ira_k ヴィヴィエン・ゴールドマン著 野中モモ訳/ele-king books/四六判/352ページ ロックの男性中心の物語に対しての気迫のこもった反論、それぞれの自由を追い求めた女パンクの信念と実践を報告する、フェミニスト音楽史の決定版 ! 1970年代にイギリスで最初の女性音楽ジャーナリス […]
ザ・レインコーツ──普通の女たちの静かなポスト・パンク革命 Posted on 2021年12月22日2021年12月28日 by ira_k ジェン・ペリー著 坂本麻里子訳/ele-king books/四六判/256ページ アナーキー&フェミニズム ピッチフォークの編集者が愛を込めて描く、世界最初の女性パンク・バンドの物語。 1979年、ロンドンのスクワット(不法占拠)から生まれた、ポルトガル人、スペイン人、そしてイギリス […]
天使日記 Posted on 2021年12月22日 by ira_k 寺尾紗穂/スタンド・ブックス/四六判 上製/320ページ 自分の中の子供。目に見えぬもの。聞こえない声。長女が天使に出会った日から始まった、まぼろしのようでいて、確かな日々の記録。 唯一無二の音楽家・文筆家による言葉の到達点。エッセイ49編。 「目に見えるもの以外あるわけない、という断 […]
From Urbanization to Cities: The Politics of Democratic Municipalism Posted on 2021年12月14日2023年1月18日 by ira_k Murray Bookchin (Author)/AK Press/352 pages In this far-reaching work, social ecologist and historian Murray Bookchin takes the reader on a voy […]
Creative Interventions Toolkit: A Practical Guide to Stop Interpersonal Violence Posted on 2021年12月7日2023年1月18日 by ira_k Creative Interventions (Editor)/AK Press/580 pages The primary resource on community accountability and transformative justice. The Creative In […]
今日のアニミズム Posted on 2021年12月3日 by ira_k 奥野克巳・清水高志 著/以文社/四六判/352ページ 人類学者・岩田慶治の仕事、テトラレンマをはじめとする仏教の思想と論理、そして現代において注目を集めるモノと人のネットワークを含む新たな存在論の議論から、「アニミズム」の今日性を問う文化人類学と哲学の対話。 目次 まえが […]
差別の哲学入門 Posted on 2021年12月3日2022年2月11日 by ira_k 池田喬・堀田義太郎 著/アルパカ /四六判 並製/272ページ 日常にある差別や偏見。どう考えれば、どうすればいいのかに応える待望の本! 差別的な行為、発言、あるいは偏見について、またハラスメントやいじめと差別との相違、アファーマティブ・アクションと逆差別、配慮しているつもりが差別にな […]
大杉栄自叙伝(新装版) Posted on 2021年12月3日 by ira_k 大杉栄 著・大杉豊 解説/土曜社/四六判/198頁 本読みの僕はいつもみんなの牛耳をとっていた 1921(大正10)年――、雑誌『改造』の求めで連載を起こすも、関東大震災下の「甘粕事件」により、未完で遺された傑作。「陛下に弓をひいた謀叛人」西郷南洲に肩入れしながら、未来の陸軍元帥を志す […]
The Nation on No Map: Black Anarchism and Abolition Posted on 2021年11月30日2023年1月18日 by ira_k William C. Anderson (Author), Saidiya Hartman (Foreword), Lorenzo Kom’boa Ervin (Afterword)/AK Press/240 pages A call for a radical trans […]
ぼくはテクノロジーを使わずに生きることにした Posted on 2021年11月27日 by ira_k マーク・ボイル 著 吉田奈緒子 訳/紀伊國屋書店出版部/四六判/364ページ 世界20カ国で刊行され、日本でも大きな話題を呼んだ『ぼくはお金を使わずに生きることにした』著者の新たな挑戦! グローバル化する世界においてテクノロジーとは、最高のテクノロジーの持ち主らにのみ利益をもたらすのだ […]
小松川叙景 Posted on 2021年11月26日2022年1月26日 by ira_k 小林 坩堝 著/共和国/A5変型判 上製/104ページ 詩集『でらしね』(思潮社、2013)で鮮烈にデビューした詩人の最新作品集。2020年~21年に『アナキズム』紙などに連作として掲載され、大きな反響を呼んだ表題作に、書き下ろし詩篇および著者撮影の写真を加えて、待望の単行本化。見慣れ […]
A Country of Ghosts Posted on 2021年11月21日2023年1月18日 by ira_k Margaret Killjoy/AK Press/222 pages This is the second title in the Black Dawn series of speculative fiction from AK Press. An epic political f […]
仙台本屋時間 Time in a Bookshop-Sendai Posted on 2021年11月12日 by ira_k Biblantern|ビブランタン/A3判/カラー 本屋にながれる時間とそれぞれの体験――。 本書は写真とエッセイでつづる本屋の本です。 前半は、本屋をこよなく愛する宮城在住の写真家、志賀理江子が撮り下ろした本屋の写真と、五名の作者によるエッセイのコラボレーション。 後半は、仙台の街な […]
マンガ版マルチスピーシーズ人類学 Posted on 2021年10月30日 by ira_k 奥野克巳・シンジルト編 MOSA (マンガ)/以文社/A5判/344ページ 文化人類学×マンガ、マルチスピシーズ民族誌×マンガ!! これまでの人間中心主義的な記述を廃し、人間以外の「多種」との交流を描くマルチスピーシーズ民族誌。本書は、文化人類学における代表的な営みである「民族誌」の可 […]
大正アナキストの夢 渡辺政太郎とその時代 Posted on 2021年10月22日2021年10月22日 by ira_k 多田茂治/皓星社/四六判 並製/224ページ 渡辺政太郎(1873-1918)は、堺利彦、幸徳秋水と同世代、後輩格の大杉栄、荒畑寒村らとも苦楽をともにした大正期の社会運動家でアナキスト。本書は、注目を浴びる彼らの活動を陰で献身的に支えた政太郎の生涯と、彼が生きた時代を活写する本格的評伝 […]
アナキズムを読む 〈自由〉を生きるためのブックガイド Posted on 2021年10月22日2021年10月22日 by ira_k 田中ひかる編/皓星社/A5判 並製/183ページ 格差、分断、差別、そして不自由を強いられる日常のなかで、私たちはどう生き、将来をどう思い描いたらいいのか。 「支配がない状態」をつくりだすアナーキーな思考と実践を手がかりに、みんなが生きやすい社会を構想し、自分らしい生き方を探る〝希望と […]
国家をもたぬよう社会は努めてきた クラストルは語る Posted on 2021年10月7日2021年12月17日 by ira_k ピエール・クラストル著 酒井隆史訳/洛北出版/四六判 並製/272頁 はじめてのクラストル 「国家なき社会」は、なぜ「国家なき社会」なのか。それは、その社会が「国家に抗する社会」だからである。その社会が、国家を忌〔い〕み嫌い、祓い〔はらい〕のけてきたからである。国家という災厄を、封じ込 […]