〈消費者〉の誕生──近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義 Posted on 2023年5月17日2023年5月17日 by ira_k 林 凌/以文社/四六判 上製カバー装/504頁 日本の消費者主権論の展開、あるいは反–マルクス主義思想の実践史 かつて、〈消費者〉による社会の変革を夢見た人びとがいた。急進的労働運動のオルタナティブの形成を目的として、日本における婦人運動の限界を打ち破ることを目的として、あるいは利己と […]
私のアルバイト放浪記 Posted on 2023年5月16日2025年4月14日 by ira_k 鶴崎いづみ/観察と編集/A5判/192頁 「私にとってアルバイトは、ふだん垣間見ることのない社会のいろんな側面を見学する、フィールドワークのような意味をもっていた。」 美大卒業後、創作活動の傍らおよそ15年もの間、いくつものアルバイトを転々とすること15種以上。ときにエプロンをまとい富 […]
糸井貫二木版画集 Posted on 2023年5月5日2023年5月5日 by ira_k ダダカン連(三上満良、細谷修平、中西レモン、関本欣哉)編/一般社団法人 戦後芸術資料保存/B4/99ページ 1960年代にパフォーマンス活動を展開した“ダダカン”こと糸井貫二は、パフォーマンス活動を始める直前の50年代中頃から、糸井の仙台‐大森(東京) ‐中津(大分)にわたる生活の中で […]
WE ARE LEARNING #地球と生きるに一票 Posted on 2023年5月5日2023年5月5日 by ira_k Sakumag/A5/95ページ Sakumag Collective出版プロジェクト第4弾。 Sakumag Collectiveでは、気候変動時代のわたしたちのあり方を探るために、多面性の高い気候危機を正しく理解すべく、勉強会Sakumag Studyにて、様々なアプローチで対策に […]
未来の男性へ─IWAKAN書簡集 Posted on 2023年5月2日2023年5月2日 by ira_k IWAKAN編集部/Creative Studio REING/138ページ 編集部に寄せられた読者アンケートから見えてきた「男性性」のイメージは、ネガティブで絶望的なものが多く見受けられました。そこで、IWAKANにゆかりの深いアクティビスト、ジャーナリスト、クリエイター、学者らに呼 […]
DOG EAT DOG Posted on 2023年4月16日 by ira_k Sal Hernandez/Tang Deng Co., Ltd./14.8 × 20.0 cm/200 pages Salvador “SAL” Hernandezはカリフォルニア州ロサンゼルス在住の写真家。フィルムカメラを片手に、さまざまなパンクバンドのライブフォトや、ロサンゼルスのスト […]
なぞること、切り裂くこと──虚構のジェンダー Posted on 2023年3月31日2023年5月5日 by ira_k 小平 麻衣子/以文社/四六判 〈書きかえ〉の日本近代文学史 何かを書きつけたい切望、そしてその周囲に生じるさまざな権力関係(=書きかえ)。 近代になって書くことを与えられた女性たち。そのテクストに現れる「複雑性=書きかえ」は何を物語っているのか。文学作品のみならず、書簡、同人誌、雑誌投 […]
女の子たちと公的機関 ロシアのフェミニストが目覚めるとき Posted on 2023年2月24日2025年4月17日 by ira_k ダリア・セレンコ(著/文) クセニヤ・チャルィエワ(イラスト) 高柳聡子(翻訳)/エトセトラブックス/四六判/128ページ プーチン政権下で「国の道具」にされてきた 非正規雇用の〈女の子〉たちが覚醒する。 ウクライナ侵攻前夜に書かれた、フェミニスト誕生小説 ロシアの作家でフェミニスト、 […]
宇宙こそ帰る場所──新訳サン・ラー伝 Posted on 2023年1月29日2023年1月29日 by ira_k ジョン・F・スウェッド (著) 鈴木孝弥 (訳)/ele-king books/A5判/512ページ 全音楽ファン一家に一冊! 土星生まれの音楽家の全人生を描く 世界で唯一にして決定版、 サン・ラー評伝、待望の新訳!!!! サン・ラーが地球から宇宙に飛び立って30年、 昨今、ますます盛 […]
自転車と女たちの世紀──革命は車輪に乗って Posted on 2023年1月19日2023年1月19日 by ira_k ハナ・ロス (著) 坂本麻里子 (翻訳)/ele-king books/四六判/480ページ 自転車は女たちの「自由なマシン」── 19世紀、女たちはレンガや卵、腐った野菜などを投げつけられても自転車を漕ぐのを止めなかった。そしてそれが世界を変えた。英『ガーディアン』紙が2021年度の […]
言葉の地層 Posted on 2023年1月6日 by ira_k 太田明日香/夜学舎/四六判/176ページ 『愛と家事』の続編にあたる、英語ができない移民の主婦として暮らした2年間のカナダ暮らしの記録。 移民体験を通じた言葉をめるぐエッセイ集です。 ──人は言葉とともに生きていきます。 その厚みは人生とともに変わりゆきます。 これから私はどんな言葉の […]
アントピア だれもが自由にしあわせを追求できる社会の見取り図 Posted on 2022年12月29日2022年12月29日 by ira_k ウォルター・モズリイ(著) 品川亮(訳)/共和国/四六変型判 上製/272ページ 「ぼくたち全員の人生をよりよいものにするには、どうしたらいいのだろう?」――仕事、税金、収入、住居をはじめとする政治・経済から暮らしまで、社会主義と資本主義のハイブリッドを提起する画期的な20章。 『ブル […]
Bedtime for Democracy 展覧会カタログ Posted on 2022年12月27日2023年1月7日 by ira_k 川上幸之介編/川上幸之介研究室/A5/95ページ 2022年、倉敷と東京で開催され注目を集めた川上幸之介研究室による「ベッドタイム・フォー・デモクラシー」展のカタログ。本邦初翻訳となるウェンディー・ブラウンのエッセイ「自由民主主義の終焉と新自由主義」(大崎多恵訳、岡野八代監訳)も収録さ […]
日本語に住みついて Posted on 2022年12月16日2022年12月16日 by ira_k 文:温又柔、絵:きたしまたくや/B6変形サイズ/104ページ 小説家、温又柔さんによる信濃毎日新聞での連載企画「日本語に住みついて」( 2021年4月 ~ 2022年3月 )が、あとがきと制作メモを加えて本になりました。 連載中、挿絵を担当された絵描きのきたしまたくやさんによる12ヶ月 […]
奇妙なものとぞっとするもの──小説・映画・音楽、文化論集 Posted on 2022年12月10日2023年2月21日 by ira_k マーク・フィッシャー (著) 五井健太郎 (訳)/ele-king books/四六判/240ページ それがなぜ「奇妙なもの」に見えるのか? 「奇妙なもの」と「ぞっとするもの」という混同されがちな感覚を識別しながら、オルタナティヴな思考を模索する H・P・ラヴクラフト、H・G・ウェルズ […]
我方他方 サックス吹き・篠田昌已読本 Posted on 2022年12月8日2022年12月8日 by ira_k 大熊 ワタル (編)/共和国/菊変型判 並製/184ページ 没後30年を経て甦る、稀代の音楽家の人と音楽。 生活向上委員会大管弦楽団、じゃがたら、コンポステラ、東京チンドンなどで活躍し、1980年代末から90年代初頭の「時代」を駆け抜けたサックス吹き、篠田昌已(1958-92)。その没 […]
価値論 人類学からの総合的視座の構築 Posted on 2022年12月1日2023年3月10日 by ira_k デヴィッド・グレーバー (著) 藤倉達郎 (翻訳)/以文社/A5判 上製/592ページ 『負債論』や『ブルシット・ジョブ』そして遺作となった『万物の黎明(The dawn of everything)』(D・ウェングロウとの共著)などの著作で、つねに世の「常識」とされるものの根幹にあ […]
植物考 Posted on 2022年11月10日2025年4月24日 by ira_k 藤原辰史(著)/生きのびるブックス/四六判 並製/240ページ 人間の内なる植物性にむけて―― はたして人間は植物より高等なのか? 植物のふるまいに目をとめ、歴史学、文学、哲学、芸術を横断しながら人間観を一新する、スリリングな思考の探検。 目次 ◆第1章 植物性 植物と人 […]
Fables and Spells: Collected and New Short Fiction and Poetry Posted on 2022年11月8日2023年1月18日 by ira_k adrienne maree brown (Author)/AK Press/248 pages Visionary fiction and poetry from bestselling author adrienne maree brown. Fables and Spells i […]
ヤジと民主主義 Posted on 2022年11月6日2022年11月6日 by ira_k 北海道放送報道部道警ヤジ排除問題取材班(著)/ころから/四六判 並製/272ページ 「おかしいことは、おかしいと言う」ーーそんな当たり前のことができない社会になってはいないか? 札幌で街頭演説する安倍晋三元首相に向けて、複数の聴衆が異議申し立てをしました。しかし、警備する北海道警はヤジ […]