アナキズム文献センター通信 no.62

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アナキズム文献センター/A5/8ページ   巻頭は9/17からIRREGULAR RHYTHM ASYLUM(新宿)で開催している展示「1932-ある革命ストライキの記録」に寄せた海老原弘子さんの「初めに、本があった 展示「ある革命ストライキの記録」に寄せて」。当文献センターの最大の魅力は […]

呻きから始まる 祈りと行動に関する24の手紙

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栗田隆子著/新教出版社/四六判/245ページ   著者が、言葉になる以前の「呻き」としか言いようのない地点から「宗教」「信仰」そして「フェミニズム」と出会う自らの生の歩みを辿る。 登校拒否とシスターとの出会い、洗礼と教会、進学と恋愛、研究の断念と就職の困難、運動と組織などの問題をめぐり、読 […]

しかし語らねばならない

4405

郡山吉江著/共和国/四六変型判/328ページ   《反権力》を闘うあらゆる人びとへ――。 戦前はプロレタリア文学運動にかかわり、敗戦直後から最晩年までは日雇い労働者として、生涯を賭けて権力と闘いつづけた不屈の人。そんな著者による文章を集めました。『思想の科学』『女・エロス』『婦人民主新聞』 […]

未知を放つ

4403

しいねはるか著/地下BOOKS/B6判/215ページ   ”普通”に迎合しようとしてみても、心身がついてこない。 既成の概念にとらわれず、未知に自己を放ってみると、いびつな欠点は生きるためのギフトに変化していった。 『未知を放つ』は、コンプレックスを煮詰めた著者による生活の奮闘記であり、ち […]

マウロ・バハティエラ 行動するアナキスト、ジャーナリスト

4402

フリアン・バディーリョ・ムニョス著 渡辺雅哉訳/皓星社/四六判 並製/202ページ   アナキズムに捧げられたある人生 「20世紀初頭のマドリードにおけるアナキズムの草分け、スペイン内戦の著名な従軍記者」マウロ・バハティエラ(1884‐1939年)。惨殺され、忘却の淵へと追いやられた「マド […]

つくづく別冊③ 最新号

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金井タオル/新書版(VHSサイズ)/116ページ   想像してみてください。 いま、あなたが見ているのは演劇作品の台本、上演記録集なのだと。公演タイトルは、劇団つくづくの旗揚げオムニバス公演「埒があかない」。 その上映記録集である本書のタイトルが、つくづく別冊③『最新号』です。 もちろん、 […]

私は、こんな理由で反対します 五輪招致に反対する札幌在住の8人の声

4397

札幌五輪対策室/A5/20ページ   2030年の冬季五輪の招致活動を精力的に行う札幌市。しかしオリンピックが本来抱える問題に加え、開催の是非を問う住民投票条例が否決されるなど、招致をめぐるプロセスにも大きな問題がある。年内に候補地が決まってしまうとの危機感の中で開催した2022年6月12 […]

りのさとふたりぐらし

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理乃さんと聡子さんとつる/B5/80ページ   2019年、理乃さんと聡子さんが介助者たちとふたり暮らしを始めた!! 施設でもグループホームでもなく、ひとり暮らしでもない。支配したりされたり、ほったらかしたりされたり、そんなんじゃない暮らし、を作れるのか? (まえがきより) 介助者つるみね […]

ジェンダー写真論 増補版

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笠原美智子/里山社/四六判並製/520ページ   女性・LGBTQアーティストの格闘を辿るロングセラーが、長島有里枝との語り下ろし対談他大幅増テキストでリニューアル! 「ある人がかつてわたしに、フェミニズムとは究極的には『愛』なのではないんかと語ってくれたことがある。それぞれの多様さ、曖昧 […]

フェミサイドは、ある

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皆本夏樹/gasi editorial/B6版/54ページ   小田急線の電車内で「幸せそうな女性を殺したい」という男が女子大学生を刃物で刺した。女性であることを理由に向けられた暴力と差別をなかったことにされないために、「フェミサイドは、ある」と言い続けた、ある一人の大学生の記録。 ZIN […]

めでたい vol.0

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にゃんとこ /A5/24ページ   イラストレーター、踊りコ、祝福芸 秋田万歳の万歳師として活動している「にゃんとこ」のZINE。 幼少期~東日本大震災を経て誕生したにゃんとこの話、民謡コーナー、西馬音内盆踊りとの出会い、オススメのおいしい食べ物、祭りと社会とハードコアなど。IRAで開催し […]

第二世界のカルトグラフィ

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中村隆之著/共和国/四六変型判/224ページ   第二世界、それは絶望で覆われたこの現実世界に、なお夢見ることを忘れない人々の不屈のヴィジョンだ。世界各地のさまざまな本や表現から、新たな生の場所を〈発見〉する。そのときどんな地図が浮かび上がるだろうか――。シャモワゾーやグリッサンらカリブ海 […]

大学生がバイト先でセクハラ発言を受けてから謝罪の会を開催するまで そしてそれから

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かどでんこ/A5/42ページ   バイト先でのセクハラにいかに対処したかを、自らの感情とも向き合いながら真っ直ぐに綴る。自分を守るために手探りで行動を起こした一人の女性の記録。言葉にすること、行動することの大切さと同時に、それがどれほどの困難を伴うかということも教えてくれる一冊です。 &n […]