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山本佳奈子/Offshore/四六判/56ページ
山本佳奈子がひとりで企画・編集・運営・執筆してきた個人メディアの「Offshore」。アジアのアーティストやクリエイターの活動を、ウェブの記事やイベントの形で日本に向けて発信してきました。立ち上げから10年が経過し、ここで総括し棚卸し。この10年間で、個人メディアの実践からわかったこととわからなかったことを、3篇のエッセイにおさめました。個人メディアの命題でもある「オルタナティブ」とは? 個人メディアに欠かせないネット・SNSのこの10年。そして、アジアの音楽家を招聘してきて、日本の音楽シーンに思うこと。
ひたすら苦悩する文章に、読者にももやもやが感染すること間違いなし。果たして、日本で個人メディアは可能なのでしょうか?(サイトより)
・オルタナティブについてわかったこと――形骸化するオルタナティブと、仕事化されないオルタナティブ
・ウェブやSNSについてわかったこと――エコーチェンバーのネットにちょうど良いサイズの社会を求めて
・日本の音楽シーンについて、わからなかったこと――興行ビザ/ツアー収支とギャラ定額制/対バン文化