滅びと再生の庭―美術家・堀浩哉の全思考

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滅びと再生の庭―美術家・堀浩哉の全思考  (2859)

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堀浩哉 著/現代企画室/A5変並製/716頁

 

「美共闘」ムーヴメントの牽引者、美術家・堀浩哉が戦後現代美術に突き付ける、終わりなき闘いの再検証と再生のための全証言

1967 年の秋、ぼくは仲間を募って「自己埋葬儀式」というイベントを行った。
それがぼくの美術家としての出発点だった。1969 年に結成した美術家共闘会議<美共闘>では「文化的廃墟を創出せよ!」というスローガンを掲げた。あれから今年で47 年。今改めてかつてアジビラに書き付けた言葉、「今、美術家と呼ばれているなら、そこが戦場だ」を、心密かにつぶやいている。

 

【目次から】
工場日誌/美術家への提唱:70 年代の近代合理主義破壊闘争を美術権力機構解体をもって勝ち取ろう!/美術家共闘会議の発足に向けて/万博レポート/ビートルズあるいはマンガは今どこに /スタンバイの美術/ムンクの「叫び」/あんときゃ曇り日、今日はいつもの俄雨/堀浩哉個展“ エリゼの肖像へ” /「日本画」批判/アートの風/私には夢がある/「殺すなアンデパンダン」/脱「帝国」絵画など全119 編。

 

【著者紹介】堀 浩哉(ホリ コウサイ)
1947 年富山県高岡市生まれ。多摩美術大学中退。大学在学中の1969 年に「美共闘」(美術家共闘会議)を結成し、議長。1977 年パリビエンナーレ、1984 年ベニスビエンナーレ、2001 年センチュリー・シティー(テート・モダン)2003 年越後妻有アートトリエンナーレなどに参加。2002 年度から2014 年度まで多摩美術大学教授。2014 年『起源―堀浩哉展』(多摩美大美術館)開催。

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