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新政府総理大臣・坂口恭平の3年ぶりの新譜は、熊本・新町の作家自宅に寝そべっているかのような、くつろいだ臨場感。NHKもがオンエアした世紀の名曲、 大杉栄「魔子よ魔子よ」に続く近代詩シリーズ、室生犀星「三月」、北原白秋「掌」、立原道造「草に寝て……」も胸をうつ。炊事の手をとめて妻のフーさんが 歌う美しすぎる「西港」へゆったりと向かう、45分間の日常生活の音楽。冒険家・石川直樹が熊本の一家の日常をとらえたジャケットも必見です。作家本人の 解題「新しい花という小さな宴」と制作ノート、妻フーさんの初作文「台所から愛を込めて」も収録。
収 録 曲
1. 春の亡霊(作詞・作曲:坂口恭平)
2. あばらの月(作詞・作曲:坂口恭平)
3. プラム(作詞・作曲:坂口恭平)
4. 雨の椅子(作詞・作曲:坂口恭平)
5. 幻魚(作詞・作曲:坂口恭平)
6. 三月(詩:室生犀星、作曲:坂口恭平)
7. 草に寝て……(詩:立原道造、作曲:坂口恭平)
8. 掌(詩:北原白秋、作曲:坂口恭平)
9. 白夜(作詞・作曲:坂口恭平)
10. 霧(作詞・作曲:坂口恭平)
11. 西港(作詞・作曲:坂口恭平)
坂口恭平 〈さかぐち・きょうへい〉
1978年、熊本に生まれる。建築家・新政府初代内閣総理大臣。19歳のとき、路上で歌えば一日1万円を稼げることを知り、「生きのびるための技術」として歌を位置づける。初期レコーディング音源にフルアルバム『TAPES』および、幻のバンド MAN 名義のミニアルバム『MAN』があるが、いずれも市販されていない。2012年に初の市販アルバムとなる『Practice for a Revolution』を発表し、ホールで初のリサイタルをおこなう。落語から一人芝居までを養分とする特異な語りの人気と並行して、語りを締めるギターと歌に心奪われる向きが続出している。著作に『独立国家のつくりかた』『現実脱出論』『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』『坂口恭平のぼうけん』など。