ヒップホップ・アナムネーシス ラップ・ミュージックの救済

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ヒップホップ・アナムネーシス ラップ・ミュージックの救済  (4102)

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山下壮起・二木信 編/新教出版社/A5変型判/264ページ

 

想起=アナムネーシスせよ、失ったものを、新しい世界を

内閉したキリスト教会の限界を乗り越えるギャングスタ・ラップの宗教性を論じた衝撃作『ヒップホップ・レザレクション』。その議論を引き継ぎ、ラッパーの人生、ブラック・ライヴズ・マター(BLM)、フェミニズム、コロナ以後の社会といった視点から、ヒップホップが発揮する救済の力=アナムネーシスをラディカルに描き出す。BLMと共闘する黒人牧師の説教、気鋭のDJ陣が寄稿したディスクガイドなども収録した、かつてないヒップホップ・アンソロジー。

 

目次

Intro
ヒップホップの力――想起(アナムネーシス)による救済

Chapter. 1 ヒップホップの福音
1 サグ・アナムネーシス――ならず者たちが見る新しい世界 山下壮起
2 間違ってることを正しいと歌わない――日本の”コンシャス・ラップ”の現在 二木信
3 ”Nearer My God to Thee” ――「人種戦争」とワッツの預言者たち マニュエル・ヤン
4 「情報戦争(インフォウォー)」時代における文化――星野源、A-THUG、Kamuiから考える 五井健太郎
5 あなたは私に耳を貸すべきではない 高島鈴

Interlude
1 【講演】〈神の国〉はビートとともに路上に現臨する――ブラック・ライヴズ・マターとヒップホップの宗教性 山下壮起
2 【説教】ファーガソンの前線より オサジェフォ・ウフル・セイクウ
3 【小説】金田満子のドープなリリック 飯田華子

Chapter. 2 ラッパーたちの霊性(スピリチュアリティ)
1 BADSAIKUSH 16小節の解放区(取材・文=二木信)
2 田島ハルコ かけがえのないリアルを失わず変身する(取材・文=二木信)
3 J. Columbus 場所を作り、場所に根ざすこと――”NORTH TOKYO”という救済(取材・文=五井健太郎)
4 DyyPRIDE すべての苦しむ同胞のために(取材・文=新教出版社編集部・堀真悟)
5 FUNI 仲間への福音(グッドニュース)をラップする(取材・文=新教出版社編集部・堀真悟)
6 MCビル風 生活のコンシャスネス(取材・文=新教出版社編集部・堀真悟)

Disc Guide 救済のサウンドトラック
山下壮起/二木信/五井健太郎/高島鈴/飯田華子/DJののの/Phonehead/MCビル風/DJ GAJIROH/YUGE/有住航/彫真悟

 

山下壮起(やました・そうき)
日本キリスト教団阿倍野教会牧師。著作に『ヒップホップ・レザレクション──ラップ・ミュージックとキリスト教』(新教出版社、2019)、「ギャングスタ・コンシャスネス」(『文藝別冊 ケンドリック・ラマー』河出書房新社、2020)など。

二木信(ふたつぎ・しん)
音楽ライター。『素人の乱』(松本哉との共編著/河出書房新社)。単著にゼロ年代の日本のヒップホップ/ラップを記録した『しくじるなよ、ルーディ』(P-VINE、2013)。漢 a.k.a. GAMI著『ヒップホップ・ドリーム』(河出書房新社、2019年夏文庫化)の企画・構成を担当。

 

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