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リーヴ・ストロームクヴィスト著 相川 千尋訳/花伝社/A5判/152ページ
スウェーデンで激しい議論を巻き起こした問題作。
女性の身体をめぐる支配のメカニズム、性のタブーに正面から挑み、
笑いを武器に社会に斬り込むフェミニズム・ギャグ漫画(グラフィックノベル)!
読めば必ず話したくなる!
「NASAが宇宙人に送った人間の絵には、女性器がなかった!」
「魔女裁判の証拠とされたのは、『奇妙な乳首』?」
「『眠れる森の美女』は生理の話?」
生理・女性器・クリトリス・女性のオーガズムについて
多くの学術研究を引用しながら知られざる事実を紹介
目次
女性器に興味を持ちすぎた男たち
女性器のタブー
女性のオーガズム
イブたちの声
生理のタブー
リーヴ・ストロームクヴィスト(Liv Strömquist)
1978 年生まれ。スウェーデンの女性漫画家。コミック雑誌『Galgo』等で連載を持つ。 子どものころから漫画を描き、大学で政治学を学んだ後に、イラストと研究、ポップカルチャーをミックスした作品を制作し始める。ライオット・ガール・ムーヴメントのDIY 精神に影響をうけ、2004 年頃から友人たちとジン(自主制作の出版物)を作り始めて人気を博す。 他の作品に、恋愛関係における男女の非対称性を分析した『チャールズ皇太子の気持ち(Prins Charles Känsla)』(2010 年)、経済的不平等をとりあげた『栄華と凋落(Uppgång & Fall)』(2016 年)、ダメな夫や恋人を持つ有名人女性を分析する『アイム・エブリ・ウーマン※スウェーデン語タイトル=アインシュタインの新妻(Einsteins nya fru)』(2018年)などがある。 2012 年、スウェーデンでもっとも優れた漫画家に与えられる「アダムソン賞」、2013 年には新聞雑誌のイラストレーターに与えられるスウェーデンの賞「EWK 賞」を受賞。
相川千尋(Chihiro Aikawa)
1982年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。仏和辞典編集を経てフランス語翻訳者に。共訳にトマ・ピケティ『格差と再分配──20世紀フランスの資本』(2016年、早川書房)、ジュリア・カジェ『なぜネット社会ほど権力の暴走を招くのか』(2015年、徳間書店)。