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加藤直樹 著/河出書房新社/四六版変形/362ページ
『九月、東京の路上で』が反響を呼んだ新鋭による初の本格的評伝。大陸浪人として括られてきた宮崎滔天の波乱の軌跡を世界革命への志において全く新しく甦らせ、アジアと近代を問いなおす力篇。
目次
宮崎滔天は「アジア主義者」か
肥後の二つの維新
先天的自由民権家
世界を変える
日本人をやめる
虚を衝ひて実を出す
革命家と浪人
三十三年の「悪夢」
浪曲と彷徨
民報社の時代
革命の白い旗
対華二十一カ条
「亡国」という希望
革命は食なり