具体性の哲学 ホワイトヘッドの知恵・生命・社会への思考

3066

具体性の哲学 ホワイトヘッドの知恵・生命・社会への思考  (3066)

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森元斎著/以文社/四六判上製/320頁

 

本書は、アインシュタインの相対性理論やベルグソンの生成という観点を抱合した〈抱握〉という概念を視座に、難解といわれ続けたホワイトヘッドの『過程と実在』を平易に解説した哲学書です。しかしその解読に終わることなく、ジル・ドゥルーズやドゥルーズとホワイトヘッドに触発されて議論を展開しているシャヴィロとハーマンなどの研究を踏まえながら、〈主体性〉と抱握、生成のテーマを通じ、現代の資本主義が、放射性物質が、有機水銀が私たちの生をむしばむとき、具体的な生の営みの何たるかを問う、若い世代による壮大で野性的な思索です。

 

目次

第Ⅰ部 具体的なもののほうへ

1章 ホワイトヘッドとラッセルにおける空間論の交差と乖離
2章 ホワイトヘッドと相対性理論
3章 経験の雫
4章 不共可能性のほうへ
5章 実在について

第Ⅱ部 形而上学のほうへ
1章 生成と主体
2章 抱握について
3章 具体性の科学から概念の自由で野性的な創造へ

第Ⅲ部 生成のほうへ
1章 現実的存在とはなにか
2章 生成消滅の形而上学

第Ⅳ部 アナキズムのほうへ
1章 具体性の知恵
2章 知恵と生
3章 アナキズムのほうへ、おもむろに

あとがき
ホワイトヘッド参照文献
欧語参照文献
邦語参照文献

 

森 元斎(モリ モトナオ)
1983年東京生まれ。中央大学文学部卒業、大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)。現在、九州産業大学・龍谷大学非常勤講師。専攻:哲学、思想史。
共著に『VOL エピステモロジー』(以文社、2011年)、『被爆社会年報』(新評論、2013年)、『「はだしのゲン」を読む』(河出書房新社、2014年)。
共訳書に『ギリシア デフォルト宣言』(河出書房新社、2015年)など。

 

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