アナキズムの歴史 支配に抗する思想と運動

4070

アナキズムの歴史 支配に抗する思想と運動  (4070)

販売価格(税込)
¥5,280
在庫状態 : 在庫有り

ルース・キンナ著 米山裕子訳/河出書房新社/四六判/424ページ

 

19世紀の草創期から現在まで、そして欧米から日本まで100人以上の理論家・運動家が登場。既存の価値観や体制が揺らぐ今、自由と協調を追及するラディカルな思想の真の可能性に迫る!

 

目次

イントロダクション アナキズム──神話と現実
アナキストのように考える

第1章 伝統
アナキズムとインターナショナル/パリ・コミューンとヘイマーケット事件/アナキストによる国家批判/アナキストの社会主義/ブルジョアたちがあらわにした懸念──テロリストとしてのアナキスト/三つのアナキズム/基準

第2章 文化
支配/支配と法/支配とヒエラルキー──バクーニンとトルストイ/支配と征服──エリゼ・ルクリュとヴォルテリーン・デ・クレイア/教育/スコラ学、学校教育とグループ活動/スキルシェアリングとアナーキー文化/非支配──文化とアナーキー

第3章 実践
アナキストのアクティヴィズムと暴力の歴史概要/組織化についての論争/進化主義者と革命主義者/現代のアナキスト・アクティヴィズム/アクティヴィズムと抑圧/アナーキーの実践/アナキズムとフェミニズム

第4章 条件
アナキストの憲法/個人主義者の憲法の試作/共産主義者の憲法/ユートピア/永続的なユートピア/一時的ユートピア/民主主義/民主主義的コミューン主義/コンセンサス/アナーキーの条件

第5章 展望
成功と失敗/難題/アナーキー化の方法/アナーキー化と犠牲

アナキスト人名録

謝辞
訳者あとがき
参考文献
原註
索引

 

ルース・キンナ
イギリスのラフバラー大学の政治・歴史・国際関係学部教授。専門は政治理論。著書に『William Morris』。「Anarchist Studies」誌の共同編集者。

米山 裕子 (ヨネヤマ ヒロコ)
英日翻訳者。1961年生まれ。デレズウィッツ 『優秀なる羊たち』、アルペロビッツ『原爆投下決断の内幕』(共訳)ほか、訳書多数。

 

数量