フラワーデモを記録する

3562

フラワーデモを記録する  (3562)

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フラワーデモ編/エトセトラブックス /A5判/112ページ

 

「花を持って集まりましょう」
あの晩、日本の#MeTooが大きく動いた。

2019.3.12 福岡地裁久留米支部
サークルと称した飲み会で酩酊した女性への準強姦事件。女性が抵抗できる状態でなかったとしながらも、男性の故意が認められないとして無罪。

3.19 静岡地裁浜松支部
コンビニ帰りの女性が外国人男性から口腔性交を強要された強制性交致傷事件。加害男性からみて「明らかにそれと分かる形での抵抗はなかった」として無罪。

3.26 名古屋地裁岡崎支部
娘が中学2年生のときから性虐待をしていた実父の準強姦事件。娘への性的暴行を認めながらも、「抵抗しようと思えばできた」として無罪。

3.28 静岡地裁
当時12歳の娘への実父が性虐待を行った疑いのある事件。家が狭く「同室の家族が気づかないのは不自然」だから、信ぴょう性がないとして無罪。家から押収された児童ポルノ所持の罪で、父親には罰金10万円。

2019年3月に4件続いた性暴力事件の無罪判決をきっかけに、性暴力に抗議する運動としてはじまった「フラワーデモ」。4月11日に東京・大阪の2都市ではじまったこのデモは、どんどん全国に広がり、5月には4都市、6月には11都市と増えていき、参加者はのべ1万人超、1年で47すべての都道府県から声が上がりました。
本書は、フラワーデモにかかわった側からこのフラワーデモの一年間を振り返り、性暴力を許さない社会へと繋げていくための一冊です。

 

内容

全国主催者や、これまで性暴力事件を取材してきた新聞記者やライター、長年被害者とともに戦ってきた弁護士などの専門家、そして参加者による寄稿、刑法の問題点を整理したレポートなどでフラワーデモの1年間を記録する。

*この本の利益はすべて、今後のフラワーデモおよび、性犯罪刑法の改正を求める被害当事者団体Springの活動費に充てられます。

 

目次

2019年3月~2020年3月の出来事 文・小川たまか

はじめに――痛みの声が聞かれるまで 北原みのり

【寄稿】
「なかったこと」にしない 安部志帆子(毎日新聞記者)
歴史が変わるとき 河原理子(ジャーナリスト)
あたらしい夜明けを告げるフラワーデモ 角田由紀子(弁護士)
声をあげることの力 山本潤(一般社団法人Spring代表理事)
声をつなぐ 牧野雅子(社会学、ジェンダー研究)
フラワーデモに加わらなかったあなたへ 小川たまか(ライター/一般社団法人Springスタッフ)
花を持って元栓を締めに 長田杏奈(ライター)

フラワーデモ刑法勉強会 講師:村田智子弁護士

【私たちが声をあげた記録】
47都道府県&バルセロナ主催者がふり返る
スピーチ再録
2019年7月11日@東京
2020年1月11日@東京
2019年7月11日@名古屋
2019年2月11日@名古屋
2019年7月11日
主催者座談会「私たちはことばを得た」
記録の記録 松尾亜紀子

VOICES(公式サイトに届いた「声」)

 

フラワーデモ
フラワーデモとは、2019年4月に東京・大阪ではじまった、花を手に集まり、性暴力に抗議する運動。毎月11日に開催されるこのデモは全国に広がり、1年間で47都道府県から声があがり、のべ1万人超が参加した。参加者が自らの性被害を訴えるスピーチが多発し、これまで日本社会が耳をふさいできた性暴力の実態が明らかになった。

 

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