反東京オリンピック宣言

3117

反東京オリンピック宣言  (3117)

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小笠原博毅・山本敦久 編著/航思社/A5判並製/272頁

 

開催を返上・中止せよ!!

「アンダーコントロール」などという安倍首相による世界に向けた破廉恥なまでの虚偽発言、
裏金不正疑惑、抵抗するアスリートの排除、
野宿者排除・人権蹂躙、だるま式に膨れ上がる開催費用/まやかしの経済効果、
環境汚染、置き去りにされる福島復興・原発対策……
様々な問題が山積・噴出しているにもかかわらず、なぜ東京でオリンピックを開かねばならないのか?
政府・東京都・広告業界、それらと一体と化したマスメディアが、
これらの問題に目を耳を口を閉ざして歓迎ムードを醸成、反対の声を抑圧するなか、
2020東京オリンピック開催に対して、
スポーツ、科学、思想、哲学、社会学などの研究者・活動家ら16人による根源的な異議申し立て。

 

巻頭言より:

私たちの「情報」戦は、いまだ十分に〈組織〉されているとは言えない。
それは民衆のさまざまな層が抱いているオリンピックに対する多様な異議や違和感を〈組織〉する方途が、
いまだ発見/発明されるべく残されていることと並行している。
さしあたり必然的なこの欠乏を見据えること、
愚民政策と棄民政策が一体となった究極の「スペクタクルの政治」を迎え撃つ闘いはそこからしか始まらない。
リオから私たちが引き継ぐべきは利権まみれの「聖火」ではなく、
いまやグローバル・ファシズムと化した五輪攻撃と対決する、民衆闘争の国際主義的な大義である。

――鵜飼哲「イメージとフレーム――五輪ファシズムを迎え撃つために」より

 

目次:

巻頭言

イメージとフレーム――五輪ファシズムを迎え撃つために
鵜飼 哲

第Ⅰ部 科学者/科学論

私のオリンピック反対論――スポーツはもはやオリンピックを必要としない
池内 了

災害資本主義の只中での忘却への圧力――非常事態政治と平常性バイアス
塚原東吾

第Ⅱ部 レガシー

先取りされた未来の憂鬱――東京2020年オリンピックとレガシープラン
阿部 潔

「リップサービス」としてのナショナリズム
石川義正

第Ⅲ部 運動の継承

メガ・イヴェントはメディアの祝福をうけながら空転する
酒井隆史

貧富の戦争がはじまる――オリンピックとジェントリフィケーションをめぐって
原口 剛

オリンピックと生活の闘い
小川てつオ

反オリンピック
ジュールズ・ボイコフ(鈴木直文 訳)

祝賀資本主義に対抗する市民の力
鈴木直文

ありがとう、でももう結構――オリンピック協約の贈与と負債
フィル・コーエン(小美濃 彰・友常 勉 訳)

トラックの裏側――オリンピックの生政治とレガシー・ビジネス、そして効果研究
友常 勉

第Ⅳ部 アスリート

競技場に闘技が入場するとき
小泉義之

アスリートたちの反オリンピック
山本敦久

なぜ僕がいまだにオリンピックを憎んでいるのか
テリエ・ハーコンセン(山本敦久 訳)

反東京オリンピック宣言――あとがきにかえて
小笠原博毅

 

執筆者紹介(掲載順)

鵜飼 哲(うかい・さとし)一橋大学大学院言語社会研究科教授(20世紀フランスの文学・思想)
池内 了(いけうち・さとる)総合研究大学院大学名誉教授、名古屋大学名誉教授(宇宙物理学)
塚原東吾(つかはら・とうご)神戸大学大学院国際文化学研究科教授(科学社会学・科学技術史)
阿部 潔(あべ・きよし)関西学院大学社会学部教授(メディア/コミュニケーション論)
石川義正(いしかわ・よしまさ)文芸評論家
酒井隆史(さかい・たかし)大阪府立大学人間社会学部教授(社会思想史)
原口 剛(はらぐち・たけし)神戸大学大学院人文学研究科准教授(社会地理学・都市論)
小川てつオ(おがわ・てつお)野宿者
ジュールズ・ボイコフ(Jules Boykoff)パシフィック大学准教授(政治思想、社会運動)、元プロ・サッカー選手
鈴木直文(すずき・なおふみ)一橋大学大学院社会学研究科准教授(スポーツ社会学)
フィル・コーエン(Phil Cohen)イースト・ロンドン大学名誉教授(文化社会学)
小美濃 彰(おみの・あきら)東京外国語大学大学院博士前期課程在席(都市史、地域研究)
友常 勉(ともつね・つとむ)東京外国語大学大学院国際日本学研究院准教授(地域研究、思想史)
小泉義之(こいずみ・よしゆき)立命館大学大学院先端綜合学術研究科教授(哲学・倫理学)
山本敦久(やまもと・あつひさ)成城大学社会イノベーション学部准教授(スポーツ社会学)
テリエ・ハーコンセン(Terje Håkonsen)プロ・スノーボーダー
小笠原博毅(おがさわら・ひろき)神戸大学大学院国際文化学研究科教授(文化研究)

 

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