蜂起 詩と金融における

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フランコ・“ビフォ”・ベラルディ(著) 杉田敦(訳)/水声社/四六判上製/216頁   破産せよ!! 脱インデックス化によって20世紀の詩的探求が成し遂げた抽象化は、金融における貨幣の脱物質化を予言していた―― 言語の過剰としての詩によって感覚的身体と社会的連帯を再活性化し、金融資本主義の […]

それは丘の上から始まった 1923年横浜の朝鮮人・中国人虐殺

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後藤 周(著) 加藤 直樹(編集)/ころから/A5変型判/256ページ   1923年、関東大震災直後の横浜は朝鮮人暴動などの流言が発生し、虐殺が行われた発火点だったーー。 市街のほとんどを焼失した市民は、「平楽の丘」と呼ばれる南部丘陵地へと逃れた。そこでは、震災当夜から「朝鮮人が暴動を起 […]

結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー

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井上彼方・紅坂紫 編/『結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー』編集部/B6版/120ページ   アジア・アフリカ・北米・カリブ海・ヨーロッパ、世界の5つの地域から集めた選りすぐりのクィア短編小説を収録したSFアンソロジー! アセクシュアルでデミロマンティックの狼男の物語、自らが同性 […]

福音と世界 2023年10月号

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新教出版社/A5判/80頁   特集 飢餓と食物 大地に息づくいのちのように…..エップ・レイモンド&荒谷明子 飢餓に備える──生命ボリュームの視点から……飯尾裕光 古代イスラエルの存続と「飢饉・飢餓」……金井美彦 クリスチャンは自ら食べ物を作る者となれるか……植木献 なにを食べ、だれと共 […]

アナキズム文献センター通信 no.66

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アナキズム文献センター/A5/16ページ   墓前祭などの開催もあるため、少し早めの発行です。掲載するものが色々とあり、16ページというこれまでにない増頁になっています。今号も大杉栄・伊藤野枝・橘宗一虐殺百周年記念号②と題して、巻頭は黒澤和子さんの「保存すること、保存しつづけること」で宗一 […]

ある水脈と石川三四郎

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山口晃著/虹霓社/四六判/510ページ   『ヘンリー・ソロー全日記』訳者・山口晃の初著作、思想家・石川三四郎を新たに読み解いた力作 幸徳秋水、大杉栄と並ぶアナキズム運動の先駆者の一人と称せられる石川三四郎。その石川が出会った〝ある水脈〟。田中正造、エドワード・カーペンター、ヘンリー・ソロ […]

オフショア 第三号

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山本佳奈子編/オフショア/四六判 並製/176ページ   「やすい」や「おいしい」ではない、一歩踏み込んだアジア。ウェブメディア「Offshore」が紙の雑誌としてリニューアルした、アジアを読む文芸誌『オフショア』の第三号。   目次 ■武田力インタビュー「分断を越えるための演出 […]

FROM THE HELL MAGAZINE vol.2

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文乃 (Ayano)/A5サイズ/30ページ   性別二元論、家父長制、異性愛規範に支配された社会で、シスでもヘテロでもないフェミニストの作者がこの「地獄」に抵抗し、「ここにいる」と差別に掻き消されないよう声を発信するZINE第二号。今号のテーマは「絶対に生き延びてやる。」。ノンバイナリー […]

FROM THE HELL MAGAZINE vol.1

4568

文乃 (Ayano)/A5サイズ/18ページ   性別二元論、家父長制、異性愛規範に支配された社会で、シスでもヘテロでもないフェミニストの作者がこの「地獄」に抵抗し、「ここにいる」と差別に掻き消されないよう声を発信するZINE第一号。テーマは「Queer is Everywhere」。ノン […]

新しい女は瞬間である 尾竹紅吉/富本一枝著作集

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尾竹紅吉/富本一枝(著) 足立元(編)/皓星社/四六判/368ページ   大正時代、フェミニズムを説き、アートを説き、女であることを諦めなかった一人の芸術家がいた。 生前に一冊の著書もなく、これまで埋もれてきた「新しい女」初の著作集。 尾竹紅吉(本名・富本一枝)は、1912年青鞜社に入社、 […]